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高松栗林ライオンズクラブ第1483回例会は講師例会
今年8月第一例会です。7月スタートの尾崎体制の3回目の例会ですが、久しぶりの『講師例会』で、その内容が『相続登記義務化について』の講話、講師は高松法務局統括登記官の平山則好様です。橫井靖司幹事の仕掛けですが、4月からの法改正にあわせて、このタイミングはグッドですね。法務局は税務署の次ぐらい、庶民にはあまり行く機会のない役所ですが、今日の説明はわずか15分という中で、かいつまんで分かりやすい説明でした。

私も古希を迎えてやることがとろくなって、いらだちすら感じるのですが、その対策として一番良いのが『準備』だと心得ています。時間軸も長めにとって、十分な準備ではダメで、十二分な準備で臨んでやっと人並みの仕事が出来ます。今日の講話も、短時間に話すことがパワーポイント資料にまとめられていました。私や馬場基尚弁護士、山本純税理士の士業家は予備知識もあり理解しやすいのですが、初めて聞く人の方が圧倒的に多いのですから。

不動産登記はこれまで得をするから『登記』する、それも登録免許税という税金を支払ってまで。しかし昨今は、不動産の土地も値下がり建物は古くなって、相続を受けたら解体修繕など費用がかかってしまいます。下手すると貰う分より、支払う代金が多くなりかねない。あまり得はありません。これでは『所有者不明土地』が増えてしまいます。

令和2年の国交省の調査では、全国の所有者不明土地の面積は、九州本島の大きさに匹敵するまで拡大しています。さらにこの方向は、加速するように思われます。相続に関しては明治政府の戸籍制度誕生以来、100年を越えて改編されることがなかったのですが、平成末から民法の大改正など、関係する法制の変更は続いていました。ここへ来ていよいよ本丸かと、私も感じています。

外国人の入国が始まり、相続でも外国人の名前も散見されるようになり、日本古来の印鑑制度もサインとの混在が見られて、相続登記も益々複雑になりますが、登記官は自分で登記する方法も法務局で指導しているから予約をして来庁してくださいと結んでいましたが、これは建前で、大勢が高松法務局へ押しかけたら、とても仕事になりません。それでも司法書士を積極的に活用してとは立場上言えません。

どう考えても素人が、これまで以上に複雑になる制度(実印制度を廃してサインとなると照合は事実上出来ない)を自らの手で行い、それも相続の開始を知ってから3年以内にすることはまず出来ないし、市民が法務局へ出向くようになると先にも書いたように制度が機能しない。平山登記官の説明は大変良く分かりましたが、不安なところは司法書士に相談してくださいと言える世の中にしたいモノです。

2016(平成28)年には、当時の日銀高松支店長・清水季子さんを招きました。この時は確か食事も一緒にされたと記憶しています。庶民と食事も一緒できないのも残念です。橫井靖司幹事、良い企画でした。


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| 社長日記 | 06:19 AM | comments (0) | trackback (0) |
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