2024,07,09, Tuesday
9日の東京株式市場の日経平均価格(255種)は、前日比799円47銭高の4万1580円17銭で取引を終えました。終値として初めて4万1000円台を付け、史上最高値を更新。平均株価の上げ幅は、一時1000円に迫った。取引期間中としても3営業日連続で、史上最高値の4万1769円35銭を記録した。確か4万円の大台を超えたときも、小欄に書いたが特別私自身が株価に造詣があるわけでもなく、世間の話題として取り上げていた。
とは言っても、株価の上昇はなんとなく浮き浮きするモノを感じる。自分も少しだけ株を所有しているが、結果は芳しく無い。当然のことだが日経平均が上昇したとて、わが保有株価が上昇するわけではないが、「風が吹けば桶屋が儲かる」式になんとなくうれしいモノだ。国民のほとんどが、そういう感覚ではないだろうか。いずれにしても、あくまでも世間の『風潮』にすぎない。 『風潮』と言ったら叱られそうだが、今回の東京都知事選や都議会議員補選も一つの『風潮』だと思います。現職の小池百合子都知事に対して、鬼の首を取ったかのような論調で、がんがんわめき散らす蓮舫さんが何と3位に沈み、これまでの野党の戦い方が問われそうだ。蓮舫さんが悪かったと言うより、世間の『風潮』の結果だろう。と言うのも、割って入って2位を確保した前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏の動向や発言が勝っていた。 石丸伸二氏の動向はどこかで聞いて、1年間超ユーチューブで見た。最後はスーパマーケットの食品売り場で、安芸高田市の特産品販売のDVDにも顔がありました。失礼な言い方ですが、田舎議会の古い体質の踏襲に新人エリート市長が「恥を知れ」と恫喝するスタイルに、私は「素直な心をもつ」にほど遠い優秀な才を持った人物とみていました。彼の2位は、さもありなんと思います。しかし都知事に適任ではない。あくまでも昨今の『風潮』が作り上げた、ITデジタル人間の2位だと評しています。 次は衆院選広島1区からの出馬を臭わしていましたが、広島は『仁義なき戦い』が繰り広げられたところ。反社会的勢力の烏合離散はともかくとして、過去には亀井静香議員に堀江貴文氏が挑んだ選挙がありました。今の時代だと『ホリエモンの勝利』となるかもしれませんが、堀江貴文氏は今一歩届かず、亀井静香議員は首の皮一枚つながりました。同じ様な構図の選挙が広島第一選挙区で展開されるとなると、人ごとですが興味があります。 さて本来の日本経済の浮沈についてのお題ですが、経済界に新しい『風潮』が誕生しているように感じます。『風潮』はあくまで結果論で、『風潮』作りが目的ではありませんが、企業がこれまでタブー視してきたことへの進出が顕著です。例えば伊藤忠商事のビッグモータース買収など、これまでには考えられない展開です。日本の大中小企業が、これまでを肯定しながら、新しいことに挑戦するという『風潮』が続けば、日本はこれからも世界に冠たる国として地位をキープすると思います。株価は地価と同じ、『風潮=ブーム』みたいなところがあると思います。 |