2月11日(土)は『建国記念の日』、香川県内でも祝う会一つが『レグザムホール(香川県県民ホール)小ホール』で開催されました。直接は、同実行委員会副会長・岩﨑敬子さんに声掛けられ、出かけて行きました。半分は、記念講演・二宮清純氏のはなしに対する期待感からであります。テレビで観ていて、なにか響く話しをするスポーツジャーナリストの一人だと感じていました。
主催は、『建国記念の日』を祝う香川県民の集い実行委員会で、会長は公益財団法人松平公益会の佐伯勉氏。体調不良で欠席され、岩﨑敬子さんが会長挨拶を代読されました。過去には、木村大三郎さんが会長を務められていました。無理が祟ったのか、彼岸の人となってしまいました。本当に、惜しい人物でした。
前段を省き、二宮清純氏の『スポーツは古里の力』から。70歳を中心に話題を展開し、70歳の平均余命は男性で16年、女性は20年。不自由な身体で生きる期間は男性9年、女性12年。これを聞くと、70歳の私は寝たきりにならないように適度の運動をし、平均寿命の81歳まで元気にマグロのように動くことかと再認識しました。
マラソン界の、小出義雄監督に話しが及ぶ。小出義雄氏は、陸上競技の元選手であり、佐倉アスリート倶楽部代表取締役。マラソン・中長距離選手の指導者。順天堂大学客員教授。千葉県佐倉市出身。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんや、高橋尚子さんを育てた名伯楽、指導者として知られる。彼の語録「伝えたと伝わったは違う。リーダーには、伝わったことを確認する義務がある」。流石に、深い教訓ですね。
次はラグビー界の『OneTeamの定義』。『居場所・役割・出番』だと二宮清純氏は言う。背番号16番以降をリザーブと呼ばなくなって、日本チームは勝てるようになった。特に直近は、二宮清純氏自身『出番』を意識するようになったとか。最近のラグビーは、ベンチスタートメンバーもそのほとんどがゲームに出るようになっている。サッカーも、この傾向が顕著だ。そして、間違いなく強くなっている。
最後は、会場の誰もが納得する『野村克也監督』。阪神タイガーズ監督の最後、夫人の脱税を理由に監督を辞任。その際の説得に、奔走した過去が紹介された。その野村克也監督語録、『指示は1つでいい。それを徹底させろ。3つ言うと、1つ忘れる。2つ言うと、人は迷う』。リーダーが心得ること、『適材・適所・適時』。これまで『適時』を意識したことがなかったが、傭兵は『適時』、けだし名言のように思いました。
蛇足ですが、退館前にトイレへ行きました。浜田恵造前香川県知事にお目にかかりました。思わず声がけしたのですが元気そうで、これまた嬉しくなりました。実行委員会のみなさま、ご苦労様でした。