東京の最終日、どうしても行ってみたかった『表参道』。不動産林流師範・林弘明(ハート財産パートナーズ代表取締役)氏が、この表参道付近に移転したと聞いていました。以前にも一度地下鉄『表参道』駅までは来たことがあるのですが、生憎の雨で、断念し羽田へ向かったことがありました。今日は大丈夫です。
ここには『青山学院大学』があって、そのためか、雰囲気が違う若者集団が駅から吐き出されるように動いていきます。何と無く、これまでの東京と雰囲気が違います。表参道メインストリートから北へ入ったところに、『HAP表参道ビル』がありました。表参道ヒルズの北に位置します。スマートフォン(スマホ)の地図アプリを便りに、探しながら歩きます。
この付近は、商業と住まいが混然としています。立派な住宅もあります。その間を縫うように、ブティックなどが点在しています。それでいて違和感がありません。見事に立地しています。東京は今、建築ラッシュ。私が見た東京駅八重洲口から東、また渋谷駅周辺だけでも大きなビルが工事中。それに比べて、この表参道周辺は別世界の東京です。
『ハップ表参道ビル』は、神宮前4丁目にあります。2階から上がオフィスで、その上は住まいでしょうか。規制のためか、高層ビルがありません。地下は手前に『穏田(おんでん)coffee』、その奥に貸ギャラリーがあります。今週は『多摩美術大学』学生の作品が、展示されていました。聞くと、会場費は微々たるもので、インキュベーターの趣があります。
林弘明(ハート財産パートナーズ代表取締役)氏は、後で知ったのですが明治大卒で、鎌倉から東京に出てきてもう40年。団塊世代ですから、少し先輩。『借地・借家整理』の達人です。私も20年ほどのお付き合いをさせて頂いて、学ぶところが多い師匠です。前の事務所は、浜松町にその前が新宿、知り合った頃は『虎ノ門』にオフィスを構えていました。バブル崩壊を生き延びた猛者で、今なお老いてますます元気です。
今回は皇居見学を理由に上京しましたが、私は嫁孝行のつもりでした。皇居見学は帯同が許されず、その間デパートへ行ったそうですが、東京での『はじめてのおつかい』でした。夫婦共に明日からまた、別の与えられた勤務が始まります。