2022,08,02, Tuesday
日本のプロ野球はオールスター戦を目処に折り返し、後半戦を迎えている。ダントツ首位で折り返したセリーグヤクルトスワローズ(2位との差10ゲーム)は、主力選手が新型コロナウィルスの感染拡大に伴い戦列離脱。不動の4番打者として大活躍の村上宗隆内野手(22)が、8月2日神宮球場で行われた中日14回戦で、プロ野球史上初の5打席連続本塁打を記録した。
これまでの最多記録は、1964年の王貞治(巨人)ら20人が通算21度マークしていた。プロ5年目の高卒ルーキー4番打者が、歴代の強打者の作った記録をいとも簡単に抜き去った。それもBSTV放映もなく、臨時ニュースで多くの国民は新記録達成を知った。前日3連続本塁打だから、ここで騒ぎになってもおかしくはないのだが、今どきは大したことではないのかもしれない。 中日戦の六回の第3打席は二塁打で、6打席連続はならなかった。私など巨人ファンは、ヤクルトの村上宗隆内野手は手強い相手と映っているが、記録達成は素直に祝したい。チームを越えた日本プロ野球界の、『大あっぱれ』。22歳のプロ5年目というのにも驚く。熊本・九州学院高から2018年にドラフト1位でヤクルトに入団した。九州学院も村上宗隆内野手(22)の前では、聞いたことがなかった高校。 村上宗隆選手が甲子園大会で騒がれた記憶も、私にはないのですが、入団後の活躍には注目していました。2年目に新人王、3年目もそれなりに成長し、4年目の昨年は21歳で本塁打王とセリーグ最優秀選手に輝き、高津ヤクルト日本一に貢献した。東京五輪では全試合に出場し、金メダルの獲得に大貢献したことの記憶は新しい。 22歳は、今年完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手も同じ年。佐々木朗希選手は投手であったため、体力強化が優先され、入団後音沙汰なしが続いていたのですが、今年ベールを脱いで先の完全試合達成。オールスター戦(松山球場)で最速162㎞をマークしている。急成長の若者が、プロ野球界で活躍している。 ある意味まじめに、野球に取り組んでいる結果かと思います。若い頃は練習もするし、遊びもしたい。時間は、老若男女おしなべて24時間しかない。誰にも負けない努力を、いつのタイミングでやるか。やったモノが結果を出して、やらなかった選手が今年のオフにも消えていく。村上宗隆内野手(22)の活躍も評価するが、相手になった投手にもあっぱれを贈りたい。 |