仏生山小学校では昨年度末、長年体育館北側に設置されていた複合遊具が、老朽化のため撤去されてしまいました。コロナ禍の突然の撤去に子どもたちは、驚き大きな失意の中にあるようです。撤去された遊具は、長年仏生山小学校の子どもたちの成長を見守り、たくさんの卒業生の思い出と共に大切にされてきました。たかが遊具、されど遊具の存在であったようであります。
本年度は、仏生山小学校『創立130周年』の記念すべき年を迎えています。その記念すべき年に、現在の在校生はもちろん、未来の子どもたちのために、『創立130周年記念子どもたちのために校庭に新しい遊具を残そう』プロジェクトを立ち上げるようです。小学校にとって校庭の遊具は単なる遊び道具ではなく、小学校時代の思い出を象徴する大切な役割を担っているのです。
あわせて登ったり滑り降りたり、見下ろしたりする経験は、日常生活では経験しがたい「身体を巧みに動かす能力」等、子どもたちの健やかな成長に欠かせない大切な役割があるようです。何かと外で遊ぶ機会が少なくなっている小学生、遊具がその機会をもたらすのであるならば、われわれ卒業生も積極的に後押ししたいモノです。
IT・デジタル教育もこれからは大切ですが、先ずは何をするにも身体が第一です。頭でっかちでは困ります。心身共に健全に育ってくれと、私たちジィージ世代は祈るような気持ちで一杯です。幸いなことに仏生山小学校はグラントも広く、遊具スペースも十分確保出来ます。蛇足ですが、旧仏生山中学校(現龍雲中)の跡地であります。
ところで仏生山小学校を含むこの龍雲地区は、仏生山小学校の在校生も勿論ですが三渓小学校、とりもなおさず多肥小学校は県下有数の在学生規模を誇り、その先の龍雲中学校は今では四国一の生徒数を誇る中学校になっています。私が在学の頃の今から60年近く前には、「龍雲は紫雲中学校の分校か」と馬鹿にされていました。
プロジェクトに熱心な高橋和巳校長や、大山美穂PTA会長らが先頭を切って、募金活動が始まるようです。詳細はまだ私の所へも届いていませんが、単年度プロジェクトであれば時間の猶予はありません。『クラウドファンディング』も検討されたようですが、この類いの募金は、町内をくまなく駆け回る方が、理解を得やすいと思います。SDGs(持続可能な開発目標)17項目への取り組みにも熱心な仏生山小学校、頑張れ頑張れとジィジ-もエールを送ります。