『国際生物多様性の日』5月22日午前10時に、世界各地の青少年が自分の手でそれぞれの学校の敷地などで植樹を行う取り組みを、国連の生物多様性条約事務局が呼びかけた。世界各地で植樹することで、葉の緑が地球上を東から西へ広がっていく様子が波のように見えることから、『グリーンウェイブ』と呼ばれています。この呼びかけに、オイスカ四国研修センターも呼応し、2月に植樹した宝山池公園の桜を点検し、着床に問題のある桜の苗木の植え替えをしました。
宝山湖は国の力を借りて香川県が、渇水に備えて香川県民の2週間分を貯水している人造湖であります。香川用水調整池である宝山湖は、周囲約3kmもある大きな人工池です。管理する『独立行政法人水資源機構(みずしげんきこう、Japan Water Agency)』は、主に国土交通省を中心として農林水産省・厚生労働省・経済産業省の四省庁が所管する独立行政法人水資源機構法に基づく独立行政法人。
旧称は『水資源開発公団』。その独立行政法人水資源機構が管理しているエリアですが、許可を得て今年2月に桜の植樹をしました。その中で、残念ながら着床してなさそうな桜の苗木の植え替えと、追肥をしました。優等生桜は、順調に成育しています。もう数年もしたら、桜の新名所となることでしょう。
前回の植樹も、オイスカ四国支部三豊推進協議会(稲田覚会長)が中心となり、三豊市の協力を得て実施整備しました。今後は三豊市が管理するらしく、上の段の公園パークにはサッカー場4面の整備が完了し、今年秋からは地元プロサッカーチーム『カマタマーレ讃岐』の専用練習場としてクラブハウスなど追加整備が予定されています。
香川県内のプロスポーツチームは、野球の『香川ガイナーズ』と数日前にB1入りを逃したバスケットボール『香川ファイブアローズ』と、サッカーの『カマタマーレ讃岐』があります。県内に全国区企業を持たない香川県は、複数の企業が力を合わせて支援をしています。この宝山湖運動公園は、県下初めての自然芝サッカー場として整備されています。公式戦が行われる場所ではありませんが、楽しみであります。
オイスカ四国支部も、桜の植樹は尾の瀬山に『オイスカの森』として整備していますが、断崖絶壁に近い丘陵地にあって、過日初めて音楽と桜のイベントを仲間内だけでする程度の広さです。『見せる桜の新名所』として、宝山湖公園を桜の新名所にしたいと考えています。これからは、オイスカの存在・理念を少なくても、四国内の住民に知らしめたいと考え、動きを活発化しています。
6月には、高松栗林ライオンズクラブとの『ライオンズ少年農場』を介した協力協定を視野に入れ、10月は、『高松秋のまつり仏生山大名行列』にも参加します。11月には高松推進協議会で、初めてチャリティゴルフ大会(過去には四国支部大会として開催していた)の企画を進めています。海外からの研修生も5カ国から9名が、その内7名が女性ですが、もう既に入所して研修が始まっています。アフターコロナ、歩みを少しずつはじめています。