高松琴平電気鉄道㈱(愛称・コトデン)に、先月久しぶりに乗った。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、電車の使用もなかった。と言うより使う機会がなかったと言った方が正確だ。ほとんどの行事が中止になり、昨年7月から断酒の私は、コトデン利用の機会がめっきり減った。そのため、朝の機械散歩は35分から40分にした。
そのコトデンが、2車両だけの外装をウクライナ国旗色の青と黄色にしたというニュースは聞いていた。たまたまコトデン仏生山駅へ行ったら、その国旗色の電車がホームに入ってきたと言う偶然はドラマでの話しで現実にはなくて、仏生山駅操車場に駐車している車両を発見した。そして今日、その車両が実際に走っている姿を目の当たりにして、小欄に書くことにしました。
もともとコトデンは、車両の下半分を黄色にペイントしていた。上半分は、各社思い思いのPRに使っていた。その部分を青に塗って、ウクライナ国旗色にしたものだ。『ウクライナ頑張れ』の意志表示で、好感が持てた。主要駅では、ウクライナ募金もしている。私も当然札を一枚だが、BOXに入れた。と言うのも、コトデンには早くから『イルカ(IruCa)』という非接触式の、交通カードがあった。JR東日本の『スイカカード』と同じモノだ。
先般久しぶりに使ったら、『不正利用』のような表示が出た。駅員に確認すると、「久しぶりで機械がビックリしました」と「お客様70歳ですね」と言われ、格安料金が出来るようになる『高齢者イルカ(IruCa)』を交付してくれた。金色のカードで、後期高齢者になったことを思い知らされた。金さん銀さんが言ったように「嬉しいような悲しいような」。その割引金をBOXに入れた。
それでもコトデンは、頑張っています。2期連続赤字だそうで、経営者は頭が痛い。私もそうだが、電車に乗る人がコロナ禍で激減している。利用者減では、経営が立ちゆかない。かと言って公共料金は、自由勝手に値上げも出来ない。何だかんだ話題を提供して、お客様の心を捕まえようとあの手この手を考えている。瓦町駅近くの常磐街が、マンション建設で賑わうだろう。駅ビルの利活用は、出来ないモノでしょうか。