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次世代不動産業のあり方の一つ
標題は構えて難しそうなタイトルになりましたが、内容は至って簡単、少子高齢化、不動産が余ってくるこれからの不動産利活用はどうあるべきか。これまでの不動産仲介業は、あるモノを希望するお客様へ紹介する仲介(法的には媒介)業が主でした。ここでは狭義の不動産業で不動産開発業者や、建築業者を除いて考えます。つまり、あるモノの情報を提供するという範疇でした。

その情報提供方法が、昭和50年代頃の、店頭やガラス面に張り出すポップでした。『駅から10分、6畳和・6畳洋・6畳台所4万円』という程度の情報でした。それが昭和50年代後半には間取り図が入り、FAXでのやり取りも始まりました。その後店頭のポップも徐々に整備され、物件の白黒写真が入り、室内の写真も登場しはじめました。

平成に入って、内外の写真はカラーになり、コンピュータ検索が出来るようになりました。そして令和の今の世は、物件を見ないで決めるようになり、これまで『対面・書面』が法律で厳格に求められていた契約前の『重要事項説明』が、パソコンタブレットは元より、説明を受ける側つまり賃貸物件の借主・売買物件の買主は、スマートフォンでも出来るようになりました。

まさに不動産仲介業界の私は第四次革命と呼んでいますが、大変な時代が来たものです。これまでの歩みからすれば、『IT・デジタル』も一つの変化に10年位のスパンがありました。コンピュータの進化浸透もそうです。しかし昨今の進化は、5年を待たないようであります。この激変についてはまた別の機会に語るとして、今日のネタは、不動産仲介業の市場開発・市場開拓的な話しであります。

ゴールデンウィーク後半の3日、弊社も連休になっています。連休明けには『サツマイモ』の苗を植えようと、仏生山町南部の『競馬場の畑』へ小型耕耘機を持って行きました。写真は別の機会に撮影したものですが、奥に広大な土地が広がっています。丁度所有者の御夫婦がいらしていたので、初めての挨拶をしに下へ降りていきました。

「40年ほど前に母親が購入して、荒れ果てていたこの地を一念発起、きょうのこの姿にまで開墾しました」と持ち主は、こともなげに言います。太い木を専門業者に切ってもらい、3反強(約1千坪)をこれまでにしたのを横目に見ながら、私は北海道の開拓は、このようにして為し遂げたのだろうと勝手に想像していました。

この隣の主も、「何かに使えないだろうかこの土地を」とお考えのようです。そうなんですね、これまでの仲介業はあるモノを単に紹介していればその任を果たし、収入を得ることも出来た。しかしこれからの不動産業は、『産業を創り出す』ことも仕事の一つではないかと思うようになっていました。人が減って土地が余ってくる。住宅は新しいモノが建築され、古いモノは使われなくなる。

街づくりを考えないと、次世代不動産は立ちゆかない。最近しみじみと考えることであります。街全体のコンセプトをその立地や歴史、将来性から考え、10年50年100年先の展望が必要になり、そのためには仏生山コミュニティセンターなどを通じて、ここに住む人のコンセンサスが必要になってくる。住民が中心になって進めていかないと、県市は何もしてくれない。

同時に全産業の基盤のお世話をしているわれわれ不動産業者が、まずは損得を度外視にして、自分の将来として、次世代の仏生山町のあり方を率先垂範するべきではないのだろうか。例えば先の1千坪の土地だが、『オートキャンプ』としての使用はどうだろうか。新型コロナウィルス感染症の追い風もあり、キャンピングカーの販売が進んでいるという。一過性のモノかもしれないが、幾らかの根強い需要はあると思う。

私の構想は、この『高松クレーター(異論があるがそれは自分都合で押し切ろう)』の地にキャンピングカーを止めて、そこから自転車で町内を回遊する。勿論歩いて貰って結構だ。『仏生山温泉』が、『うどん店』が、レストランからカフェもあります。来る車が多くなると、それを目指して店舗も集まるだろう。

今でも近くのスーパーの駐車場で、キャンピングカーをたびたび見かける。トイレも自炊の場所も、大きな木の周辺にはバーベーキュ設備もデッキも欲しいところです。お殿様の墓所より高台にあって、高松市内も見渡せる場所であります。週休3日とか言われ始めた日本、ゆったりするのは高松市営仏生山公園の南の地で、羽ならぬエンジンを休ますのも良いのではありませんか。こんな発想の展開も、不動産業者の仕事?

向こうが対象地

平池堤の高台が松平家墓所

桜はいたるところにあります


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| 社長日記 | 10:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
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