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川北哲さん72歳で逝く
『ポカポカ温泉』の名で知られる㈱創裕の代表取締役会長・川北哲氏が、23日逝去された、24日が友引で通夜が25日、葬儀告別式が26日という日程で一連の葬送が行われました。また葬儀告別式は、家族葬で執り行い、その前に一般参列者の焼香時間が設けられていました。新型コロナウィルス禍が治まっていれば、盛大なおくりになったことでしょう。

人の旅立ちは魂だけを持っていくと言われていますが、このように書き記すと、㈱創裕代表取締役とか、「香川県中小企業家同友会」代表理事とか肩書きがついてしまうのを、みずから矛盾していると感じながら、その肩書きに応じた経歴を思い出しながら、故人の冥福をお祈りしています。もう一つ後継者の川北祐一郎さんの挨拶、良かったです。私の心に響きました。

新型コロナウィルスの感染拡大が続いている21年夏に、『ポカポカ温泉』は多肥上町に、既存店最大規模の旗艦店を開店させ、旧の高松店は閉鎖しました。温浴施設は償却が早くて、15~20年がワンサイクルだと川北哲さんは口癖のように私に話していました。自らの経営戦略の中にそれを忘れないように、あえてくちにしているようでもありました。

私が川北哲さんを知ったのは、30数年前「香川県中小企業家同友会」高松4支部でのことです。私が支部長の時、有望な将来のリーダーがいると言うので、会員拡大で『中央電設』へ出掛けて行きました。当時はこの会社の専務取締役でした。その時は私の説明が悪く、入会が叶わなかったのですが1年後ぐらいして別の会員の紹介で入会されました。それが結果的には、香川同友会の代表理事まで登り詰めたのです。私も次男と交代し、私の退会後の川北氏の活躍はよく存じ上げません。

その後ライオンズクラブ界でも、偉大な足跡を残されています。高松最古参の『高松ライオンズクラブ』を退会されたと聞いて、またぞろ入会の勧誘に参りました。今度はうまく入会に至り、高松栗林ライオンズクラブメンバーからは、『有望な新人』の入会だと称賛されました。その後、退会再入会がありましたが、これからのリーダーだと期待されていました。

享年72歳、何とも若い逝去で残念でたまりませんが、本人は好きなだけ日本酒を飲んで、事業でも成功し、組織役員としても自らの勉強もそうですが、中小企業のトップリーダーとしてもう10年になりますか、足跡を残された偉人でした。ご冥福をお祈りします。


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| 社長日記 | 09:20 AM | comments (0) | trackback (0) |
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