オイスカ香川県青年会主催の『オイスカ憩いの森』での、標題のイベントです。尾の瀬山『オイスカ憩いの森』(Google mapで検索可)に、オイスカ四国支部は佐藤忠義(元四国電力相談役)初代支部長時代から、災害のあったこの地に長年桜の苗木を植林し、毎年下草刈り等の手入れをしてきました。その地で、初めての『花見と音楽』イベントをやらまいかと計画しました。
その中心は、昨年結成された『オイスカ香川県青年会(浪越大樹会長)』ですが、ひらめきは四国支部事務局の崔榮晋(ちぇ・よんじん)さんです。Google mapに、『オイスカ憩いの森』を表示したのも彼です。旧高瀬町(現三豊市)の観光協会に勤務したこともあると聞きましたが、実に多彩なスタッフです。前池田職員から交代し、私も内心ハラハラしましたが、それを受けて立ったのが泉雅文会長と塚田修一支部事務局長で、私は傍観者に過ぎず、何の支援も出来ていません。
崔榮晋さんの熱心な声がけで、今日のこのイベントが出来ました。昨夜の雨は大きくて、18時から別組織の歓送迎会をやっていた私は、「明日は中止かな」と思っていましたが、彼らの執念が実ったのか見事な快晴になりました。思いというモノは、強いエネルギーをもたらします。多少のぬかるみもありましたが、各自ブルーシートやらキャンプ用いすを用意するなど、何の支障もなく進みました。
弁当は会員『和幸』の花見弁当、アルコール持ち込み組はよかったのですが、私は配給のお茶を期待していて、来年は自前で用意します。その代品として、提供された試供品のリゲンイを飲んでごまかしました。豪華なお花見弁当、久しぶりに味わいました。そう言えば花見も、3年ぶりですかこのところやっていませんね。『とんかつの和幸(細井香)』さんからは、バスと仮設トイレの提供を頂きました。
肝心の桜の花ですが、香川県下でも栗林公園の標準木の開花宣言が出ていますが、ここは山の中で気温が随分低いようで、開花の兆候はありません。まだ2週間先ぐらいですか、みどころは。花はありませんが、『音楽』がありました。遠路岡山県から『備後倶楽部』の皆さまが駆けつけてくれて、頭の一曲サックス演奏がありました。まだまだ続くと思っていたら、弁当タイムに突入し途中休止が仮末代になってしまいました。
食事中は、三好東曜&アフロ✩タイコ倶楽部の演奏です。三好東曜さんは4月公示の綾川町議選に立候補予定ですが、あと1カ月に迫ったこの時期ここで、太鼓を叩いていて良いのだろうかと心配します。室内だとうるさい感もありますが、大自然に囲まれたここでは、いつも以上に思い切り太鼓がたたけます。子どもたちも、元気いっぱいやっています。
次はオイスカ職員(海外スタッフ)のファビアンさんと、りんご大使吉田さんのギターと歌。ファビアン・ビン・ミンソンさんは、マレーシア人で、2月12日(土)丸亀マルタスで、『世界を知る~持続可能な社会を目指して~』と題したトークショーも行いました。公益財団法人オイスカ四国支部中讃推進協議会が、主催したモノです。彼は18年前に初来日と言いますから、日本語もぺらぺら。
公益財団法人オイスカは、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動よって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開しています。私はパプアニューギニア(PNG)のラバウルエコテック研修センター開設30周年記念式典に参加して、「オイスカには人食い人種も危害を加えない」と聞いて、オイスカにはまりました。
私は、佐藤忠義(元四国電力相談役)初代支部長時代のオイスカを知りません。佐藤忠義相談役とは別の組織で、多岐に渡りご指導を賜りました。当時の勲一等瑞宝賞(平成6年4月29日)を、天皇陛下から賜ったように聞いています。四国電力会長職でしたが、「東電や関電は事故が多いから、四国電力に回ってきた」と笑っておられました。佐藤忠義相談役がオイスカに注いだ情熱、直接の接点がない私がその足跡を辿りながら、一歩また一歩進めて参ります。