農薬・肥料の販売や害虫駆除などのサービスを行う、農業専門商社の㈱喜多猿八(三木町)の喜多泰博社長(46)が登場。2017(平成29)年に、ドローンを使った農薬散布の請負事業を開始、日本の農業が抱える農家の高齢化や担い手不足、耕作放棄地の拡大などの課題を解決したいとの思いが強い。喜多社長は、旧盛和塾香川の塾生で現在も、京セラフィロソフィを継続して学び、会社経営に取り入れている。
旧喜多猿八商店は、高松市松島町に旧社屋があった。もう50年前になりますかその頃私は、母親の依頼で、菊花の消毒薬『スミチオン(武田薬品)』を買い求めに何度か足を運びました。今のようにホームセンターで購入出来る時代ではなく、身分証明を提示して、農薬を買い求めた記憶があります。その喜多さんが、手狭になって三木町に移転しています。
ご縁があって私は3代社長・喜多克幸氏も香川県中小企業家同友会高松第4支部で、4代目のおじさんの喜多俊雄氏も、高松栗林ライオンズクラブで親しくして頂いております。その後に盛和塾で、喜多泰博社長と知り合いました。現社長が入社前に、社屋至近のビニールハウスで『いちご農園』を手掛けて、幼稚園児らに喜ばれていました。大変ご縁のある、㈱喜多猿八さんであります。
盛和塾から派生した『香川胆識の会』でも、ドローンの活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)はよく話されています。喜多泰博社長は理系大学の出身で、ドローンのような半導体を使ったモノとか、コンピュータシステムを使ったIT(情報技術)化や、DX(デジタルトランスフォーメーション)は得意技であります。番組では触れられていませんでしたが、京セラの『アメーバ会計』も導入されています。
その売り出し中の『ドローン』ですが、番組で紹介していたのは縦横約2メートルで、1ヘクタール(100m×100m・1町歩)の田畑なら10~15分で薬散布が完了し、現在630ヘクタールの請負面積があるそうです。今後も、この面積は拡大するモノと予想されます。『日本の農業を元気にする』というスローガンのもと、スマート農業化を推進し、『日本一の農業経営支援集団』を目指したいと抱負を語る。
この西日本放送テレビ番組『ルック』に、昨年次男の会社㈱ライブイノベーションも取り上げられました。私の背中を見ながら、不動産仲介業をやっています。私も丁度10年ほど前に取材を受けて、『誰にも負けない努力』をするとMCの鴨居真理子アナに喋ったのを覚えています。前向きな企業を紹介するローカル番組、多くの県民が見たことでしょう。「喜多さんも、頑張れよ」思わず拍手喝采でした。エンディングで、先代社長の元気そうな姿も拝顔出来ました。もうすぐ春ですね。