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今どきのアマチュア無線事情を見聞・ポツンと一軒家
27日(日)午後8時頃、KSB瀬戸内海放送(テレビ朝日系)の人気番組『ポツンと一軒家』を見ていました。山口県内の山間部に、大きなアンテナを数本上げている場所を衛星画像で発見し、最寄りの集落で情報を集めて一軒家を目指す。そこにはさまざまな人生があり、話を聞くことで番組を構成しています。私も、この番組は比較的よく観ます。僅か1時間の番組ですが、そこに住む人のまたその先祖の歴史の一遍が、そこに刻まれてあります。

本日のポツンと一軒家は、山の中でアマチュア無線を運用している60歳男性とその仲間が紹介されていました。男性は光ケーブルを敷設する会社の社長さんで、高所作業車を駆使してアンテナを5~6本上げています。私も前の家も、勿論現在の家でも鉄塔を建てて、その上にアンテナを2周波分(2本)あげて交信していました。しかし今ではそのアンテナも降ろして、鉄塔も撤去しています。

今のようにインターネットで地球の裏側までつながるようになると、アマチュア無線でつなぐウキウキ感も薄れて、閉局してしまいました。アンテナは撤去したのですが、未練たらしく無線機(リグ)その他一式は残しています。移動局運用は認められていて、免許証とリグがあれば今でも交信が許されるのですが、もう20年はやっていないのです。

本日のネタは、テレビから拾った情報です。驚いたのですが、低地からインターネットを介して、山中の機材の『遠隔操作』ができるというのです。私も現場を見たわけではなくて、あくまでも伝聞ですから正確なところは定かではありませんが、下からの遠隔操作ができるとなると、オペレーターが低地にいて、無線機とアンテナが山の上に有るというその当時の常識では考えられないオペレーションができるようです。

ここで使われていたアマチュア無線の周波数は、『短波帯の3.5~7メガヘルツ』と『14MHZ帯』そして『21MHZ(メガヘルツ)』の3波で少なくとも3本のアンテナが上がっています。この周波数帯だと、文字通り地球の裏までつながります。電波は温度に比例して飛びますから、夏がアマチュア無線の季節であります。若い頃は、アンテナを持って仲間10人ぐらいで山へ移動し、キャンプをしながら運用をしていました。

今日のポツンと一軒家には、その他『超短波の144MHZ』や『極超短波帯430MHZ』もあったと思います。無線機も1本のアンテナに基本的には1台が必要で、鉄塔1本にアンテナを回すローテーター(モーター)も必要になり、資金も共同で捻出しないと、百万円単位で掛かります。「電波はアンテナではなく、札束で飛ばす」という冗談が飛び交う程でした。

ここのポツンと一軒家の主も、グループ内の仲間に若者がいないことを嘆いていました。どこの組織も、若者を求めています。私のように子どもの頃の夢を叶えて終わった人間はともかくとして、若い子どもらには、宇宙に電波を飛ばし大きな夢を膨らませてほしいものです。私にとってアマチュア無線は、世界への情報入手の窓口でした。目的ではなくて、あくまでも手段。若者にはアマチュア無線でも良いのですが、これとは違った手段を使ってでも、大きく羽ばたいて欲しい。

ところでいつものように蛇足ですが、この当時のアマチュア無線仲間・中崎巌・中崎泰代さん夫婦が、当時の電電公社(現NTT西日本)に勤務されていて、私がうどん屋から不動産業へ一歩を踏み出す際、祝儀だとして『087-888-0011』の電話番号を手配して下さいました。今の時代では、考えられないことですが、嬉しかったのを昨日のように覚えています。「0011は不動産情報局です」というようなことを言っていました。次のステップインターネットでもhttp://www.0011.co.jp/、0011が生きています。

また遡ること20年、今からだと60年近く前のことですが、『0011ナポレオンソロ』というアメリカテレビ番組が人気で、主人公が万年筆をひっくり返してつないで「オープンチャンネルD」と話しかけると、遠く離れた本部まで通信ができるという夢物語が描かれていました。この時の主人公のコールサイン(アマチュア無線でもコールサインを使う)が『0011』。半世紀を過ぎて今ではペンよりは大きいのですが携帯電話で、地球の裏側までつながります。

近所のハム仲間のアンテナ ここまでのアンテナはなかなかない


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=5537 |
| 社長日記 | 09:15 AM | comments (0) | trackback (0) |
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