従業員のお嬢さんの男子友だちが、PCR検査で陽性と聞いて、社内に一瞬静けさが漂った。高校生と言うから感染力は強いと考えられるが、ボーイフレンドまで濃厚接触者の範疇に含めると、市民の半数は検査しなければならないことになる。保健所から指示が出ているのでは勿論ないのだが、加盟組織から貰っていた検査キットをこの際使ってみることにした。
『新型コロナウィルス抗原検査キット』と印刷されている。これが事前検査で、これで感染の可能性が出たらPCR検査をするということになるようだ。確かに『JA屋島病院』でクラスターが発生したり、〇〇小学校に感染が出たのでという注意喚起のメールが出たり、周辺でも騒がしくなっている。香川県は14日の発表で、12日分陽性が323件、13日分陽性が157件と減少したところが16日になると、408件に増えてしまった。
多少減少気味かと思った矢先、県内ではまん延防止等重点措置が来月6日(日)まで続く。隣の高知県も、追加で対象県となった。もう多少の報道には、驚かなくなっている。別件で、高松市内の飲食店オーナーに電話をしてみた。「もう諦めています」と言って、存外さばさばとしている。ここまで長引くと、どうしているか安否確認も憚られる。正直、八方ふさがりの状態だ。
もう飲食店の規制は、解除しても良いのではないか。病院や高齢者施設、学校・保育園など、10歳以下と80歳以上の年齢層の施設に感染元が移っているように思う。このあたりを集中的に要注意と言っても、以前からの『3密対策と(マスク・手洗い・消毒)』以上に、これといった対策がない。教育の現場でも、テレビ会議方式の授業が不評のようだ。『紙と鉛筆』が本来の幼少期教育ツールで、PCタブレットの返却希望が増えていると聞く。
特に小学校低学年に自宅学習を強いるのは、土台無理なこと。それでも取り組まざるを得ない現場は、生徒も先生も可哀想だが出来ることをやるしかない。私のコロナワクチンのブースター接種は来週予定されていて、まだ3回目は接種していない。また接種したから絶対安全だとも言えず、悶々とした日々を過ごしています。怖いのは家庭内感染ですが、これは防ぎようがないと思います。正解のない難問に、また直面している。
拙宅の前を小学生の登校集団が通る。毎日7時前から高徳寺の前に立つ先輩には、頭が下がる。今日も幾分登校が少ないように思う。クラス閉鎖があるようだ。朝だから静かに登校するのだが、一日も早く元気な声が聞きたい。県立中高は、来月6日まで半ドンになるようだ。昨日今日がこの冬一番の寒さ、外気温0度。それでも春は来る。もう1カ月したら、いつもの春がやってくる。私も頑張る。