2022,01,04, Tuesday
新年の営業が、本日4日から始まりました。出産休職中の一人を除き、前年と変わらぬ支店を除く従業員全員が揃い、地元の熊野神社へ恒例の参拝を行いました。大勢で行くことに、意味があります。これが初詣でという若者もいます。誰一人欠けず、同じように新春をスタート出来ることに感謝。元旦の参拝も同じですが、手を合わせて、お願いすることは何もありません。ひたすら無事を祈るのみであります。
カレンダーの関係から、明日5日は定休日、そのためにまだ遠隔地から帰らぬモノもいますが、本格営業は6日からかと思いきや、電話はやかましくなり鳴り響いています。新年の挨拶もそこそこに、各人が早速旧年からの仕事の片付けに追われています。毎年の変わらない光景に、またまた感謝。新型コロナウィルスの『オミクロン株』の出現が、香川県下でも取りざたされ始めました。 拙宅の動きでも、かみさんが次男の不動産会社の『民泊』に駆り出され、年末年始の別なく、出掛けています。『上げ膳据え膳のアンタも少し働き』と、リビングの掃除機かけなどを命じられています。われわれ中小零細企業の経営者は、公私の別はほとんどなくて、即身近な動きになっています。 香川県下にあっては、宿泊は先の『民泊』のみならず、ホテルも旅館も活況を取り戻している感がします。街中の飲食店はどこまで回復しているかと心配しますが、近くの『焼き肉店』は大盛況、反面高級店は、まだ開店していない様子。どの業種でも大きなうねりはありますが、そのなかでどのように泳ぐか、そのやり方が問われています。 さて今年の不動産業界ですが、大きなうねりとしての『空き家問題』は昨年同様、具体化しつつあります。所有者が代わりリノベーションされる建物、その役目を終えた建物の解体。今年も、『空き家問題』が仲介業務の中心になると思われます。同時並行して、業界のIT(情報技術)化、DX(Digital Transformation)が進みます。 宅建業法の改正施行が、5月に予定されており、重要事項説明書、売買賃貸契約書の書面交付に代わり、電磁的交付が認められるようになります。これまで不動産関係書類と言えば『押印』と揶揄されるほど、押印が約束の証とされていましたが、その『押印』さえも電磁式になったり、不要になったりしていきます。 私が不動産業界に参入した1981(昭和56)年、同じように宅地建物取引業法改正により、10月『香川県不動産流通センター』開設で、情報のデジタル化が第1次黎明期を迎えました。その後紆余曲折を経て、今日のDX(Digital Transformation)期を迎えています。この間の変遷については、学者先生がまとめてくれると思います。これまで紙中心の宅建業界が、一番のデジタル化花盛りとなると思います。 |