毎年この季節に、公益財団法人オイスカ四国支部が主催して、まんのう町尾の瀬山『オイスカ憩いの森』の下草刈りに汗を流しています。11月のこの季節にもかかわらず、斜面を駆け上がるほどに汗がしたたり落ちて来ます。薄着で挑戦したのですが、それでも大汗でした。例年に比べて今日は、四電労組が参加せず、若干寂しく感じます。
公益財団法人オイスカ四国支部は、四国電力の佐藤忠義相談役が支部会長を長く歴任されたこともあり、労組からの応援が多いのです。ユニフォームから見たら、KDDI、長峰製作所からの参加がありました。私個人も昨年からの参加で、要領を得ず、それでも草刈りとなると若者にはまだまだ負けないと頑張ってしまいます。
数年前にサクラの苗木を植樹した周辺の、下草刈りです。竹が多くて、竹やぶの中に苗木が遠慮がちにポッンと立っています。傍らの標識がなければ、頭をはねてしまうほどの苗木もあります。下草刈りをしないと、彼らは恐らく美しい花を咲かすまでには成長しないでしょう。昔は手入れもなかったかもしれませんが、しかし自然界に多くの自生した『苗木』があったと思います。
参加者全員(80名ほど)で取り組んで、やはり人海戦術です。30分経過で様相が変わり、1時間ほどで見違えるようになりました。事務局員の崔榮晋(韓国人)さんによると、「来春はここで花見をします」と宣言していました。かなりの斜面ですが、出来ないこともない地形です。オイスカを私は、海外からの若者を育て、日本国内外で木を植える団体と考えています。
その人つまり海外研修生は、来年3月(と言っても4カ月後)から入国出来るようですが、面倒は引受機関が責任を持つとされていて、成田空港で研修生の入国を受けたら、国内4研修所からの出迎え専用車で各センター入りをして、隔離が始まるとのこと。高松であれば成田-高松間の格安航空会社LCCがあるのですが、これが使えず、公共交通機関を使わない出迎えとなるようです。
受け入れにはこれしか方法がないようで、事務局・職員は大変です。研修生不在もあって、オイスカ行事はほとんど中止となっています。研修センターはやはり研修生あってのもので、毎年やってくる研修生のために、農業や養鶏など正常時の態勢の維持が大変です。研修生が10数人いない状況で、職員不足がたたっています。自然界は、コロナの関係も皆無です。
一方鳥インフルエンザの国内感染もあり、オイスカの養鶏は放し飼いですからブロイラーのような衛生環境は求められませんが、それでも香川県からの架電が多くあるようです。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、オイスカも振り回されていますが、春にはこの尾の瀬山に立派なサクラが咲くことでしょう。サクラ大好き人間の私、勿論参加しますよ。