2021年11月14日(日)午前10時25分からの『ルック』は、不動産仲介や管理、コンサルタント事業などを手掛ける㈱ライブイノベーションのSeto家(せとうち)を取り上げていました。2016年からは空き家を「リノベーション」し、一棟貸しする宿泊事業にも取り組んでいる松野誠之社長(42)に、宿泊事業を始めた経緯や狙いなどを鴨居真理子アナが聞いていました。
松野誠之は、私の次男です。かみさんから番組出演の報に接し、満を持して正座して(嘘です)番組を拝聴しました。早くには次男も、松野不動産株式会社に勤務していましたが、2014年私が代表取締役会長に長男が社長に就任した際に、退社して㈱ライブイノベーションを設立し、現在に至っています。私も創業者ですから、創業の苦労は分かります。私は無からの創業で、損害保険の代理業をして水光費を稼いでいました。
時代が移り変わり、次男は今で言う『民泊』に取り組んで、不動産仲介業収入の不足分を稼ごうとしていました。それが新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、やり始めた3番目の物件のリノベーション費用がかさみ、青息吐息の状態が続いていました。ここへ来て、幾分回復しているようです。そんなところでのロケですから、幾分元気が戻っていたように感じました。
実は私も丁度10年前、2011年7月3日放映の番組で、鴨居真理子アナと対談しています。『ドリーマ』という対談番組でしたが、構成も鴨居さんの突っ込みも、ほとんど同じで懐かしく拝聴しました。次男のコメントは、今42歳ですが、当時59歳だった私より数段放送局好みの受け答えでした。もう息子には負けています。ある意味勝ち負けの舞台は、もう互いに卒業したのかもしれません。
宿泊事業は現在、高松市で2カ所、東かがわ市で1カ所の計3カ所で行っている。いずれも『空き家』対策として利活用が、原点のようです。不動産業界全体で、『空き家』問題は取り組まなければならないと考えています。ここでも『自助・共助・公助』の順で、まずは隗より始めよう。嘆いてばかりでは何の解決にもならない。人の困っている不動産問題に、果敢に挑戦し、文字通り「イノベーション」を起こそうとしているのが伝わりました。