■カレンダー■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2298442
今日: 1103
昨日: 5207
 

廃止された公共財の利活用がすすむ日本一狭い香川県
2016年度末に閉校した『香川県立三豊工業高校』跡地(観音寺市大野原町)について、県は8日、一般競争入札で『学校法人大麻学園(大麻悦治理事長)』が落札業者に決まったと発表している。今後22日開会の11月定例県議会に、財産処分議案を提出する方針。議案可決後、県は大麻学園と本契約を結ぶことになる。

同学園は、宇多津町の『四国医療専門学校』などを運営。大麻理事長は「県議会の承認を得て土地を取得できれば、地元の協力を得ながら医療系4年制大学の開設に向けて準備を進めていきたい」と話している。県によると、昨年8月と今年2月の入札ではいずれも買い手が付かず、今年8月末に3度目の入札(最低入札価格9,900万円)を公告。9月末に大麻学園が1億88万円で落札し、10月に県と仮契約を結んだ。

廃校になった三豊工業は、観音寺中央高校との統合に伴い廃校。跡地はJR豊浜駅の東隣にあり、敷地面積は約4万平方メートル(12,100坪)。市や国などによる公的な活用策がないことから、県は一般競争入札による売却を決定した。県や市がいらないから民間に下げ渡す的な発想は好きではないが、法律でもそのような縛りを入れている。高松市内なら分譲マンション用地かと思いますが、もう分譲マンションも飽和状態。大麻学園に、エールを贈りたい。

一方協和化学工業(香川県坂出市)は「アグリバイオ」と呼ばれる先端的な農業技術を開発する新たな拠点を同県三木町に開設する。廃校となった町立小中学校の建屋に研究実験施設を設置するほか、グラウンドで夏イチゴの試験栽培に取り組む。近く同町と旧校舎について賃貸借契約を結ぶ。三木町が町有財産の旧校舎などの活用策を公募し、同社の提案が選ばれた。

農業技術とバイオ技術の組み合わせた事業モデルを構築し、日本の農業の活性化につなげる。培養室や、分析室などを設置する計画だ。三木町は同社の事業によって新規の就農者が増え、ふるさと納税の返礼品に出品するなどの効果を期待している。年間120万円の賃料で、10年間の定期契約のようだ。協和化学工業は、屋島西町と坂出市にも施設を持っている。

香川県のほぼ中央部に位置する坂出市。海岸にはかつて塩田が広がり、「塩田王国」として栄えた。この地域で巨大プラントを構えるのが、協和化学工業(同市)だ。塩田が消えた今も海水をくみ上げてマグネシウムを取り、医薬品など化学製品を作る。瀬戸内海の恵みを生かす地場企業の製品と技術は世界に広がる。JR坂出駅から、北東へ車で10分ほど。銀色に輝くタンクに、パイプを張り巡らせた同社の化学プラントが立ち並ぶ。

廃校利用例は、すでに5年前からあります。香川の山奥、徳島との県境の近く(さぬき市多和)に、とても珍しい博物館があります。その名も『天体望遠鏡博物館』。日本中から天体望遠鏡だけを集めた、世界初の博物館です。地元の方の援助や自治体、多くの協賛企業や天文愛好家たちによって、廃校になった旧・多和小学校を再利用し2016年の春に開館されました。

望遠鏡は、全国各地から要らなくなった中古品を集めて、修理をして使っています。当時の中心人物の一人は、村山昇作(元日本銀行高松支店長)氏。彼自身が天文家で、天文を語ると子どもみたいになっていました。土日開館で、ボランティアが説明してくれるようです。毎月天文ファンにはたまらないイベントが目白押しの、今注目すべきスポットなんです。

また高松テルサの穴吹興産への譲渡も、英断だと思っています。高松テルサとしての利用は決して悪くなかったと思いますが、それより踏み込んで国内に例を見ない『観光業』をテーマにした大学の創設。その意味での建物譲渡は、高松市から民間という形態に反対者もいただろうが、私はよかったと思います。『賑わいの創造』、公共の手伝いを貰いながら民間は逞しく挑戦しています。日本一狭い香川だからこそ、知恵が出る。

天体望遠鏡博物館


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=5429 |
| 社長日記 | 09:18 AM | comments (0) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑