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香川県プロフェッショナル人材戦略センターと十河孝男氏の講演
公益財団法人かがわ産業支援財団内(高松市林町)に、『香川県プロフェッショナル人材戦略拠点』なるモノがあります。香川県から公益財団法人かがわ産業支援財団が受託し、平成27年12月に開設されました。県内中堅、中小企業等の成長と地域経済の活性化を目指し、地域の産業支援機関、金融機関や全国の人材ビジネス事業者等と連携しながら、『プロフェッショナル人材』の採用をサポートしています。

『プロフェッショナル人材』とは、新たな商品・サービスの開発、その販路の開拓や、個々のサービスの生産性向上などの具体的な取り組みを通じて、企業の成長戦略を具現化していく人材のことです。都市部からUJIターンで、香川県へ帰ってくる人を想定しています。今の時代は、奥様が香川県内出身者の場合、旦那を連れて帰郷するYターン(嫁ターン)も増えているようで、企業とプロフェッショナル人材とのマッチングを支援しています。

26日(火)14時から、香川県産業頭脳化センター2階一般研修室で、標題のセミナーが開催されました。リアル開催は、アフターコロナの象徴で、私はコロナ後、初めてであります。第1部と第2部に分かれていましたが第1部はそれなりに、第2部で『寄り添いの経営』徳武産業代表取締役会長・十河孝男氏が登壇されました。これを目的で参加したのですが、十河孝男氏の講演は10数回聞いていると思います。そんな中でも、今日のが一番こころに染みました。

十河孝男氏とは、もう30年近くのお付き合いになり、共に「香川県中小企業家同友会」で経営のいろはを学び始め、スピンアウトして『豊友会』・『旧盛和塾』・『香川胆識の会』と学んできました。その学びを十河孝男さんは『イノベーション』で、新分野新商品開発に結びつけています。単なる学びにとどまらず、困っている人のため新商品をあみだし成功をおさめています。そしてその歩みはまだまだ道半ば、本日の話しも、これまで聞いたことのないエピソードが含まれていました。限りなく、間違いなく進化をされています。

十河孝男さんは、旧盛和塾(解散時15,000塾生)で20年学び、世界大会発表など華々しい成果を挙げていますが、先にも触れたように学びと共に業績につなげています。ややもすると組織活動に精進しすぎ、経営が危なくなる経営者も散見します。三木町出身の銀行マンだった十河孝男さんに、奥さんの家業の後継者として白羽の矢が立ったのです。家業の徳武産業は、大企業の下請け業者としての縫製業で、従業員15名程度であったと聞いています。世に言うますおさんで、何としても先代の意志をつぎにつなぐ使命責任感が、十河孝男氏のエネルギー源ではないか。

大企業の下請け業を廃し、旅行用グッズOEMで日本一となりながら先が見通せず、歩みを止めず、介護用シューズへ転身しています。結果
『あゆみシューズ』として、左右両方別サイズや、車いす者の靴とか、業界の常識を覆す『日本一』の福祉シューズメーカーとなっています。国内生産で追いつかず、中国に生産拠点を移しています。

ここまで来ると次のステージへのステップアップ、つまり「イノベーション」は、今いる従業員の頑張りで何とかしようと考えていて、今日の主催者の主張するプロフェッショナル人材の採用を求めているわけではないと私は思いました。人材が要らないというのではなく、『特別人材』は育ったとしても、社外で探しても簡単に来るモノではありません。

話の途中でも、致知出版社の主催する『木鶏会(もっけいかい)』の話しをされていましたが、丁度本日の午前中『美容室アロマ(高松市・辻野良光社長)』の木鶏会キックオフを拝見したところでした。経営者の勉強する舞台としては、旧盛和塾など色々ありますが、それを従業員全員で共有し、みずからの喜びと考えて会社の成長発展につなげるにはどうしたらよいのか。徳武産業の経営指針は、『全従業員の物心両面の幸福の追求』です。みんなが良くなる手段として、木鶏会があるとお考えのようです。

稲盛和夫塾長も、大企業病に感染しないように組織を細分化する『アメーバ経営』を薦めています。十河孝男さんもそこに気づき、10年も継続し、熱心に木鶏会を業務時間内に取り入れています。私もスペシャリスト一人の採用より、駄馬10頭の有機飼育がアフターコロナの経営かと思います。十河孝男(74歳)さんは会場からの質問にも、そう答えていました。涙が止まらない逸話を、ありがとうございました。




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| 社長日記 | 09:11 AM | comments (0) | trackback (0) |
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