公益財団法人オイスカ四国支部(泉雅文会長)の活動も、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い自粛、もっとも痛いのは1番の活動方針である『研修生の受け入れ』が出来ないことです。こればかりは、派遣国の都合と感染状況等、致し方ない事情で受け入れる側としては、何も言えない状況下にあります。四国研修センターのみならず、国内他3センターも同様であります。
さらに私も過去(2017・平成29年)に訪問したことのある、パプアニューギニア(PNG)のラバウルエコテック研修センターから来日している荏原元センター長は、家族の待つラバウルへ帰れず、東京本部より現場のある四国研修センターで足止めを食っています。十月に予定したサンポート高松オイスカイベントも中止になり、オイスカ活動もお手上げ状態です。
10月6日(水)に、オイスカ60周年記念国際シンポジウムが、国立オリンピック記念青少年総合センターで予定されていますが、会場参加は300名と盛り上がりに欠ける企画にならざるを得ない状況です。人と人が交流するのがオイスカであって、この世界規模でのコロナ感染拡大で、なすすべがありません。
そんな盛り下がったこの夏の暑い27日、数日前に突然事務局から呼び出しがありました。古くからオイスカ活動を支え、初代佐藤忠義会長の所属されていた「四国電力から寄付金の贈呈があるから集まれ」との連絡が入って来ました。久しぶり(毎月常任幹事会は開催しているが)にリアルでみなさんの顔を見るのは、やはり良いですね。
四国電力の佐伯勇人会長(四国経済連合会会長)から、同社幹部に呼びかけて集めた『ミャンマー支援・緊急募金25万円』を寄贈頂きました。来月末まで募金活動をし、ミャンマーの2つの研修センターへ贈る予定にしています。ミャンマーには古くから研修センターがあり、そこへ直接送金して『住民の生活を支える活動』『教育・地域を支える活動』に使われます。
また本部から、2020年の年次活動報告書が全会員へ送られてきました。経常収益は『7億7326万円』で、過去には7億円程度の政府交付金があったというのと符合しています。1996(平成8)年からの橋本龍太郎内閣以降、交付金がなくなったと聞いております。民間から集めた資金で、オイスカはこの60年間、変わらぬ支援をしています。私もほんの少し、お役に立っています。