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ニューヨークタイムズが選ぶ世界重要建築25に香川県庁東館
世界的な建築家・丹下健三氏が設計した『香川県庁舎(東館)』が、米ニューヨークタイムズ発行の雑誌の特集記事『世界で最も重要な戦後建築25作品』で紹介された。日本建築では唯一の選出。完成時の時代背景や現在までの影響力など様々な観点から検討され、オペラハウス(オーストラリア)や国際宇宙ステーションなどと並んで価値が認められたことになる。

1958(昭和33)年に完成した香川県庁舎は、丹下健三氏の初期の代表作。柱と梁の組み合わせなど、伝統的な寺社建築を思わせるデザインを採用しつつ、コンクリート打ちっ放しの造りなど当時の最先端の表現も取り入れている。正面玄関(ピロティ)やロビー、南庭は県民に開かれたオープンスペースで、県生涯学習・文化財課によると、県庁舎の格式張ったイメージを変え、以降の国内の庁舎建築に大きな影響を与えたという。

今回の特集記事では、『第二次大戦後の日本の建築家にとっては、誇りある日本文化に背を向けることなく、グローバルな現代性も受け入れ、社会とインフラを再構築していくことが課題だった』と指摘。香川県庁舎はその課題に対する丹下健三氏のアプローチで、『丹下健三氏の他の作品と比較しても、この傑作を超えるモノはない』と結論づけた。

私も香川県庁舎(東館)の改修工事後のお披露目で、内部を詳しく拝見しました。耐震改修も成り、まだこの先50年間はその威厳を保つことは間違いのないこと。発注者側の金子正則当時の知事、設計担当の丹下健三氏と丹下チームスタッフ、あまり知られてないが施工の大成建設、加えるなら1階ロビーの川島猛(1930(昭和5)年1月、香川県高松市に生まれます。)作品。川島は、現地(県庁舎)を見ることなくサイズアップで今の作品を創り、船でニューヨークから送ってきたのです。







このように香川県庁舎は、香川の日本の世界の誇りと言えるでしょうが、私が心配するのは、同じ丹下健三作品の『香川県立体育館(船の体育館)』をどうするかのか。私も今から50数年前、中学校でハンドボールをやっていましたが、われわれの試合はともかく日本選手権などの公式戦はこの会場では出来ないと聞いて、意気消沈したモノです。その頃の中学生にとって、県大会はスターの舞台でした。

「なんでやねん、天井の高さが公式競技場基準にない」と聞いて、「丹下健三さんは建築の世界でエライ人やけど、使えんモノを作るのは街の大工さんもせんでの」と正直思いました。先の紹介のように香川県庁舎が世界の脚光を浴びるほどに、あの船の体育館はどうなるのかと心配します。今はもう使われていませんが、維持費はかかっています。

新しい県立体育館『かがわアリーナ』建築計画が、サンポート高松一角で進んでいるようです。県都高松のランドマークとなる予定ですが、新築は新築。古いのはどうするか。解体するという決定は、まだ聞いていません。丹下健三氏の名声が後押しして、解体以外に再利用は出来ないモノでしょうかね。


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| 社長日記 | 08:49 AM | comments (0) | trackback (0) |
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