2021,08,21, Saturday
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、政府や県の呼びかけで、人流が止まりつつあるようなこの週末。ある団体のコンブライアンス試験が高松市内で行われ、縁あって試験監督にかり出されました。大学の校友会名簿からピックアップされて、そのターゲットが私だったようです。確かに会長職に就任してから、社長業は社長らにお願いし、暇している私ですが、ここのところ孫の世話に手を取られています。
試験監督は、『宅地建物取引主任士(旧宅地建物取引主任者)』資格試験を、10数回経験しています。宅地建物取引主任士試験は国家資格で、その試験業務は『厳格』という表現が随所に感じられます。この試験に慣れているモノで、任意団体の試験は、比較するまでもなく『平準』であります。言うなれば常識の範囲と、言えると思います。 一例を挙げると、『携帯電話』の扱いにしても、先の試験会場では「電鍵を切って、所定の袋に入れて封印の上、カバンに収納する。万一呼び出し音がしたら、即退出、その試験は棄権となる」。一方本日の試験では、「電源を落として、カバンに入れて下さい」で終わっています。ただし進化していると感じたのは、腕時計も、「通信機能を有する『アイウオッチ』は時計として認めない」という扱いでした。 平たく言うと、全国20万人余(香川県下で1千人余)が受験する宅地建物取引主任士と、業界人で名前が企業とリンクしているところの受験生は、なんとなく質が違うというか、抑えられていて監督官とすれば安心です。それでもこの新型コロナウィルス禍のなかで、業務だけでも大変なのに、受験勉強までする(していないモノもいる?)努力家には、頭が下がります。 試験は午前中に『一般職枠』、午後から『管理職枠』と、数は5名9名と少ないのですが、コンプレックスはどの業種業態でも求められる課題であって、その資格を取得していることが、ある意味管理職への登竜門であるのかも知れません。試験監督は、午前8時半から午後5時まで、フル稼働でした。 |