2021,03,30, Tuesday
NTT西日本は、社会の環境変化に伴うさまざまな課題に対し、ICT(情報通信技術)の力で解決していく、「ソーシャルICTパイオニア」を目指している。一方高松市もICTを活用して、地域の課題解消につなげる「スマートシティたかまつ」の実現、さらにその延長線上と位置づける国の「スーパーシティ構想」の区域指定に向けてさまざまな取り組みを進めている。
未来型のまちづくりの一環として、女木島と男木島に光回線の整備が始まっている。高松市が女木男木両島に光回線網の整備を決断したのは、通信環境地域格差を解消するため。高松市内の本土側の光ファイバー網の整備がほぼ完了し、以前から「全市域ウルトラブロードバンド化構想」を提唱していた高松市としては、国の補助事業を活用して整備することにした。 NTT西日本は、女木島から男木島に新たに光海底ケーブルを敷設し、両島の光回線化を一体的に進める。次の瀬戸内国際芸術祭が開催される22年4月までには、完了する予定。新型コロナウィルスの影響で生活スタイルが変化し、在宅勤務のテレワークやオンライン授業などを行う上で、家庭での光回線やWiFiアクセスポイントは、必需品のようになっている。 高速で安定した通信環境が整備されれば、島民は友人、家族、仕事仲間とのWEB会議やユーチューブなどの動画配信サービス、オンラインショッピングをストレスなく利用できるようになります。また働く場所、学ぶ場所を自由に選べる社会への変化に対し、島外から訪れる人に対しても、都市部と遜色なく様々な情報をタイムリーに入手して発信出来る島として、大きな魅力になると考えられる。 |