徳仁(なるひと)天皇陛下は本日23日、61歳の誕生日を迎えられた。2019(平成31)年5月1日に即位され、2年目になります。陛下はこの1年を「コロナ禍に翻弄されてきました」と振り返った。犠牲者を悼み、医療従事者や保健所職員らへの感謝を述べる一方、女性や若者の自殺、家庭内暴力や児童虐待の増加を懸念。市井の動きに精通されているのに驚く。
家族や友人と会えない生活が続き、「ストレスを感じる方も多いと思います。お一人お一人が、人知れず続けている努力を多といたします」と、国民をねぎらった。皇室と国民との交流が困難になり、陛下も昨年秋からオンラインの活用を開始して、地元に負担の少ない『励まし方』に腐心されている。
またオンラインに関して、「新たな可能性を見いだせたことは、大きな発見。引き続き、状況に応じたカタチで活用していきたい」と手応えを語った。10年目を迎える3.11東日本大震災では、家族をなくした人や避難生活が続く人を挙げ、「震災からの傷がまだ癒えていないと言うような気がします」と被害者を案じておられた。
私は最近、オンラインの一つと言って良いと思うのですが、ユーチューブ配信に大きな可能性を感じています。デジタル化の象徴と言っても過言ではなく、DX(Digital Transformation)の一環とも言えなくはない。有名なUチューバになると、稼ぎも相当なモノらしく、新しいビジネスの一つになっている。これまではコンサートや舞台で生計を立てていた有名人も、これまでの活躍の場を失っている。
そんなユーチューブ配信の是非に関してはまた改めてコメントするとして、ここで言いたいことは、『古事記』『日本書紀』と言った難解の解説もユーチューブ配信の中にあります。天皇家のことが書かれていて、神道と仏教に関することも解説されています。絶対的権威を持っているとは言いかねますが、導入として活用するのであれば、それなりの価値があると思います。
天皇陛下の存在は、世界に比較されるモノがありません。ある意味国民は、天皇陛下という『宝』と日常暮らしをさせて頂いていると言えると思います。愛子さんが二十歳になられるそうで、陛下も雅子妃も楽しみにされているのでしょうね。陛下誕生日おめでとうございます。今年は皇紀2681年であります。