2021,01,23, Saturday
23日の日経新聞19『マネーの学び』に、NISA(ニーサ)とイデコの非課税商品の解説がついている。2つの金融商品に共通しているのは、そこから得られる『金利』や『売却益』が非課税だと言うこと。株式や投資信託を通常の証券口座で(課税口座)で運用すると、利益に20.315%の税金(所得税と住民税)がかかるが、NISAとイデコでは税優遇があるのです。
最近のテレビコマーシャルで、『みんなで大家さん』と言うのがあるが、私も仕事柄『老後資金2,000万円問題』に備える意味からも、「私的年金=家賃」を推奨する者であります。そんなことから『投資』には全く興味がなかったのですが、還暦を過ぎて少し考え方が変わり、老後資金のために長期(この先何年生きられるか分からないのだが)で、資産形成(生活費稼ぎ)の道を考えるようになりました。 イデコは原則20~59歳が対象ですから、60歳の時には圏外であります。NISAは2つあり、『一般NISA・年間120万円まで』と『つみたてNISA・年間40万円まで』があります。私が選択しているのは『つみたてNISA』で、毎月銀行の私名義の口座から33,000円引き落とされて、投資信託『日経225IDX』を買っています。『つみたてNISA』の投資額は、先にも書きましたが年間40万円、20年間運用益非課税となっています。 従って毎月33,000円の買付をしているわけですが、『ドル平均法』でしたか、高いときは少なく、価格が安くなれば33,000円までで多く買えます。確定申告期間が近づき、整理しているところに銀行からの報告書を見つけました。銀行の支店長は「比較的順調に資産形成が出来ているようです」という。日経新聞では、『初心者は国内外の株式に幅広く投資する世界株型が一案』と書いていました。 要するに33,000円(33,333円まで可能)までで何を買うかは、自分の判断だと言うことになります。買う銘柄によって、リターンが大きくなったり、逆に損したりします。老後資金の取り崩しが近づいている人は、株式の比率を下げて、債権・REIT(REITまたは不動産投資信託は、公衆から調達した資金を不動産に投資する金融商品の一種。)などにも投資する、バランス型投信を検討したいと注意喚起をしています。 本当の意味で投資となると、私のような地元地銀で付き合い程度の投資をするのではなく、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS SIim」シリーズ等に投資すると良いようです。低い信託報酬も、手残りには大切な条件です。いずれにしても、元本保証はありませんから、あくまでも自己責任で。 そうそうもう一つの秘策。国の退職金制度である「中小企業退職金共済」、中小企業退職金共済法に基づく制度で、中小企業のみが加入することのできる社外積立型の退職金制度で、国の援助で運営されています。毎月7万円上限で、その額は自分で決めて「共済会」に支払う。退職か65歳で金利付きで受け取れるのですが、受け取ったあとも『新規契約』すれば、再び所得控除と退職金づくりが出来ます。 |