2021,01,12, Tuesday
全国大学ラグビー選手権の決勝戦が、11日東京国立競技場で行われ、天理大(関西1位)が2連覇を狙った早大(関東対抗戦2位)を55-28で破り、初優勝をはたした。関西勢としては、1984(昭和59)年度に3連覇した同志社大以来、36大会ぶりの大学日本一に輝いた。東京都には緊急事態宣言が発出されているが、既に販売したチケットの関係で1万人を超える観客が、ゲームに酔いしれた。
私も録画で試合を観ましたが、準決勝戦で明治大を寄せ付けなかった強い『天理大』の黒いジャージが、所狭しと躍動していました。圧倒的な優勝と言って良いだろう。3度目の決勝戦で、初めての栄光に輝いた。天理大と言えば、昨年8月に寮生活をおくる部員が新型コロナウィルスに感染。クラスター(感染者集団)を経験しながら、約1カ月の部活動休止に追い込まれながら日本一を勝ちとった。 関西大学リーグは、開催可否が検討されるほどで、一時は大会のないまま4年生が卒業することも考えられた。落ち込む選手を、松岡大和主将は前向きな言葉で支えた。「大会があることを信じて頑張り続けよう」。練習量が足りない分は、試合で強くなった。出来ないことが出来るようになったから、自分たちもそれなりに誰にも負けない努力をしようと。 天理大は、関西大学リーグで5連覇を達成。毎年選手が替わる中での連覇は難しい。それでも関西の雄は、関東の明治大も早大も問題にせず圧倒的な破壊力で栄光を掴んだ。確かに二人の外国人選手に早大の選手が二人三人と防御に行くが、その間隙を縫って天理大のCTB市川(背番号12)が4トライを挙げた。サッカーのハットトリック(3ゴール)のようなモノだ。 この先プロラグビーの『トップリーグ』が16日から始まる。残念ながら開幕2試合は、中止になった。キャノンが24人、トヨタ自動車が13人、サントリー7人の新型コロナウィルス感染陽性が発表されています。ワールドカップで目覚めた日本人ファンは、今年のリーグ戦を楽しみにしています。暗い話題が続く中で、われわれは楽しみにしています。 |