2020,09,18, Friday
国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」の補助を活用した東京発着の旅行商品の予約が18日、始まった。旅行会社や地方の宿泊施設は、年間7700億円とも言われる「東京消費」の獲得に動く。ただ、都内では新型コロナウィルスの新規感染が増加傾向を示しており、対策徹底と隣り合わせの観光振興が続く。
「飛行機や新幹線と組み合わせたプランの照会が増え、海外旅行が出来ないストレスからか、北海道や沖縄など遠方への関心が高まっている」という。「Go To トラベル」は、国内旅行の代金を半分まで補助する。1泊あたり1人2万円を上限に7割を旅行代金の補助、3割は飲食店や土産物店で使えるクーポンを配布する。 7月22日に始まった事業開始に、東京への旅行や都内在住者の旅行については除かれていた。予約は18日から、それも旅行代理店への通知は午前11時半頃。あたふたとした事業計画だが、今のこの時期では仕方のないことだ。万一のキャンセルも、キャンセル料が課金される場合には、政府が負担するという。 地方の宿泊施設の期待も高まる。那覇市にあるホテルでは11日に東京追加が報じられてから予約が増え始め、半分は東京発が占めるようになった。とはいえ新型コロナウィルス感染拡大のリスクが、完全にぬぐい去られたわけではない。傾向が見るという1週間移動平均では、東京166人余と、1週間前に比べても5%強増えている。まさに『爆弾を抱えながら』の、東京発着となる。 「Go To トラベル」が始まってから、約2カ月が経過する。賛否あるところだが、政府の「経済を動かしながら新型コロナウィルスの撲滅」という方針は、成功していると私は見ています。残念なのは、半額補助制度という内容から、普段行けないような『高級ホテル・旅館』が重用され、リーズナブルな地方旅館などでは人が増えていないという。これは、本来の制度構築の姿ではないように思います。 『一律1万円補助』とかの制度であれば、安めのホテルや旅館でも、利用する市井の庶民にも恩恵があるのではないだろうか。多くの国民が利用するという制度理念からも、庶民の旅行を後押しする制度が好ましい。私のフェース・ブックにも、高級旅館での高級料理が写真付きで送られてくる。私は、違和感を覚えていました。 だから、私たち夫婦は「Go To トラベル」を使っていません。新しもの好きの私にしては、変ですよね。今さら制度改革も出来ないだろうと思いますが、現行の『国内旅行の代金を半分まで補助する』に『一律1万円補助』も選択できるように変更すれば、『喜ぶ田舎人』が増えるのではありませんか。これなら私も、利用したい。 |