2020,05,05, Tuesday
1週間ほど前ですが、ハワイの三田英郎さんからのメールが届きました。読むとハワイも大変な状況が続いているようです。世界一の観光地だけに、その影響の大きさも半端でない。世界中が、新型コロナウィルスと戦っているのがよく分かります。三田英郎さんは、元盛和塾ハワイの塾生で、ハワイのホノルルで不動産を斡旋しています。
皆様、平素より大変お世話になっております。カイナハレ・ハワイ不動産の三田です。 (ご挨拶) ハワイでの外出制限及び到着者の14日間自主隔離措置は、5月31日まで延長が宣言されました。これまでの感染検査総数は、4月27日現在で2万6953件、感染者数合計で609人、死者16人です。オアフ島では、新規感染者ゼロが続いており、また感染検査もドライブスルー検査場所を増やしています。この状況から、ホノルル市は、4月25日から市営の公園を再開しました。但し利用は運動のみです。 またホノルル市長は5月1日からゴルフ場など、段階的に事業再開許可を検討しているとのことです。一方、野外活動規制は、更に厳しくもなっており、家族以外では二人以上の集まり厳禁とされました。厳しすぎるとの規制緩和を求めるデモ行進も起こっています。レストランを少しでも救済するために、リカーライセンスを所持しているレストランには食事にプラスして酒類テイクアウトも認めることになりました。 また、5月1日から花屋の営業が許可されました。ソーシャル・ディスタンスがとりやすいことも考慮されましたが、母の日を目前にして花を贈る習慣を継承していくことが大事ということなのだと思います。 14日間の隔離義務化後も、来訪者はいます。過去28日間で3561人、一日平均は127人です。前年同期では1日約3万人ですので、比較すると98%減となります。どの業種もビジネスは大打撃を受けていますが、たとえば農業での打撃の例では、養鶏場の出荷先はレストラン向けの鶏肉卸が中心ですが、これが約70%減になっており、養豚場では、レストランや学校の食品廃棄物を飼料にしていたものが、供給源がなくなり、高価格の飼料購入を余儀なくされています。 これらの農業従事者への公的融資や支援が発動されています。一般市民への援助活動も発動しています。生計が困難になっている人、推計25万6千人を対象にホノルル市は市内4ヵ所で8週間にわたり食料を無料配布することになりました。 ホームレスに関するニュースもあります。ホームレスの人たちが感染しないよう一定の間隔をあけたテントを設置し、そこに入居したホームレスは15日間監視されその間外出を許されません。そこで症状が現れなければシェルターやアパートへの入居資格を得られます。陽性であれば隔離施設や療養施設に移されます。すでにこの野外テントに50名以上が入居していますが、入居者には食事や衛生用品などが提供されています。 従来から取り組んできているホームレス対策の一環として行われています。州内の失業保険申請者が3月中旬以降25万件を超えています。ハワイ州労働者の40%に迫る勢いです。この膨大な申請件数の処理に間に合わない州当局は州政府と州議会にヘルプを依頼し、80人のボランティアをトレーニングの上投入して処理しているとのことです。 ハワイでもこのように、新型コロナウィルスと戦っています。観光業、とりわけ宿泊と飲食に経済難が続いています。香川県は、7日から休業要請を解錠するとしていますが、特別名所栗林公園も閉園のまま、完全な解除にはまだ時間がかかりそうです。私は、晴耕雨読をひたすら続けています。全身筋肉痛であります。従業員に、「サツマイモ」を食べさせてやりたい。隣のスーパーで買えば安いのは自覚しています。 |