2020,05,01, Friday
地元香川大学が、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って遠隔で開いたガイダンスの途中で、何者かが不正に侵入して無関係な画像などを映し、一時中断を余儀なくされる被害にあっていたことが地元の四国新聞で報道されています。Zoomに関しては、セキュリティが甘いとか、中国のサーバーを経由する義務があるとか、いろいろ言われている。
新型コロナウィルスの感染拡大を受け、同大では新学期の授業やガイダンスをインターネットを使った遠隔配信などで実施することを決め、4月17日(金)から5月6日(水)までは、授業環境を整える準備期間としている。同大によると、被害があったのは準備期間初日の4月17日。経済学部が新入生約270人を対象に行ったガイダンスで、開始直前の出欠確認中に何者かが不正にアクセスしたもの。 それも2分ほどにわたって、フランス語の文章や性的画像を映し出したという。このアクシデントに対し、教職員がすぐにガイダンスを中止。新たなURL(Zoomに参加するためのホームページのアドレス)やパスワードなどを発行して学生にメールで周知し、ガイダンスを再開するまでに15分ほどかかったという。 同大は、今回の事案を受けてセキュリティーを強化。以降はトラブルがないことから、予定通り大型連休明けの5月7日(木)から、遠隔授業を本格的に実施するとしている。このような遠隔配信は、一部私立の学校や学習塾で始まっていて、同大のようなアクシデント事案は報告されていない。妨害する方は、最高学府の「大学」が面白いのであって、低学年の授業妨害は「愉快犯」のプライドが許さないのだろうか。 弊社も加盟している「アパマンショップネットワーク」でも、Zoomを使った遠隔配信で会議等を定期的に実施している。直近の26日は私が香川県宅建協会の理事会に参加するため社を空けたのだが、代わりに参加した社員から、「途中でトラブって、尻切れで終わりました」との報告がありました。 にわかに始まったこの類いの遠隔配信で、一番IT(情報技術)に精通しているだろうと予想される「大学」でこのようなトラブルが発生しているとなると、下級の学生相手の遠隔授業も問題があるかもしれないが、そんなのはこの非常事態のさなか。やりながら改善していくしかない。この流れを止めてはならない。関係ないが拙宅も、光ファイバーを引込、カギは「セサミ・スマートロック」を付けました。 まだテスト中で賛否は申しあげられませんが、自分や家族のスマートフォンで、解錠と施錠が出来ます。かみさんのiPhoneの設定は、苦労しました。勿論入退室の記録が残り、防犯の面では優れていると考えられます。さらにWi-Fiアクセスポイント(光ファイバー引込)があると、自宅のWiFiとセサミ内蔵のBluetoothを繋ぐことで、世界中のどこからでもご自宅のセサミにアクセス出来ます。 これの一番の利用は、これから増えると予想される「宅配」の受け皿であります。「松野さんご自宅の玄関前に到着しました」の連絡を受けて、「これから10秒だけ解錠します。中に入れてドアーを閉めて下さい」。このようなやり取りで「宅配品」が受け取れると、ドライバーも助かると思います。あんまり不在の再配達が増えると、料金も高くなるでしょうから。相互に、ありがたいシステムだと思います。 もっともこのようなカギは、アメリカ由来で先発組も多くいました。私が5年ぐらい前に接したカギは、5~6万円もしました。この「セサミ・スマートロック」は、その数分の1まで価格が安くなっています。不動産業界も、新型コロナウィルスの直前頃から、「密閉・密集・密接」にならない営業方法が考えられています。この「セサミ・スマートロック」があれば、下見客も自分のスマートフォンで入退室の操作ができます。 もちろんその記録がコンピュータデーターとして残りますから、どこの誰が出入りしたかも、ハッキリくっきり残ります。新型コロナウィルスという化け物と対峙して生きて行くには、このくらいの早さで問題解決を図らないと、ウィルスに乗り移られます。昨日の小欄にも書きましたが、新学期の9月スタートは、この機を逃したらなかなか出来るモノではないと思います。 |