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為替とは摩訶不思議な動きをするモノだ
連日、株価と同じくらい報道されるのが「為替」。為替相場が予想より、1~2円上昇しただけで数百億円の利益が飛ぶ企業もあるほど。そのために海外取引をする企業は、為替に神経をとがらす。われわれ一般的な日本人は、海外旅行へ行く時ぐらいしか、為替には無関心だ。その為替だが、原因と結果との相関関係は定かではないという。

それはそうだが、国内で暮らしていたら、日本円とドル(だけではないが)の取引比率である「為替」がどうなっているかより、スーパーの魚や野菜の価格の方が気になるのが市井の関心事。一般的に、その国との金利差で、金利が高ければ通貨高になると言われているが、これもお天道様と同じで、急変する。結果を見て、原因を推定する始末。

新型コロナウィルスに端を発した混乱なのに、為替は円高に動いたり、円安に動いたり。急な円高が進んだのは3月上旬、米国でも新型コロナウィルス感染者が急増し、米国経済への悪影響が意識されるようになると、ドルを売って円を買う動きが強まった。円相場は、3月9日(月)に一時1ドル=101円台まで上昇した。

そうそう、そもそも論だが、2011年3月11日の「3.11東日本大震災」の時の為替は1ドル=82円だった。その後には歴史的な円高が進み、1ドル=75円台を付けた。おいおい82円だったモノが75円になったら円安ではないかと思いそうだ。しかしこれは明らかに間違いで、浅学非才な私の知識では説明がしにくいのだが、空港で両替をする時のことを思い出して欲しい。

1ドル=75円と表示するが、実際の交換レートは1÷75=0.0133ドルで、仮に1万円をドルに両替したら133ドルになる。一方82円は、0.0121ドルで同じく1万円札を出したら121ドルしかもらえない。だから数字が小さくなれば円高で、数字が大きくなれば円安と考えれば良い。交換には手数料をとられるから、実際手にする額は少なくなる。専門家が読むと、「アホと違うか」と思うだろうが、素人の為替の一考察と思って下さい。

1ドル=75円は、経済への打撃に加え、東京電力福島第一原子力発電所事故に対する不安も高まっていたのに、不思議なことに、円が買われる現象が起きた。日本に不安があると、円安に動くのが為替の常道だが、先にも書いたように原因と結果の相関関係は定かではない。理由として考えられるのは、生命保険会社や損害保険会社が契約者に保険金を支払うために、運用している海外の株式や債券を売却して、円に交換するとの見方が強まったためと言われていた。

また投機的な利益を追うヘッジファンドが、大量の資金を投じて円相場を動かしたことも円高の要因になった。円高の流れが変わったのは、安倍内閣による経済政策「アベノミクス」が発動した前後だ。大型の財政出動に加え、13年4月に実施した日銀による異次元の金融緩和で円安が進んだ。

日銀が民間銀行から国債を買う量的緩和(買いオペ)を行うと、市場には通貨円がより多く流通するようになる。円の需要は急には変わらず、供給量だけが増えるので、通貨の価値が下がった。一般的に金融緩和は、通貨安要因になる。14年10月に追加緩和した時も、円安が進んだ。ところが、16年2月に日銀がマイナス金利政策を始めたら、逆に円高になった。

銀行の収益が悪化するとの懸念から、株価が下がり「株安・円高」が暫く続いた。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを再開すると、日米の金利差が広がり、ドルが買われ再び円安基調になった。大災害や金融緩和があっても、円売りにならない点が為替取引の難しさだ。やはり訳が分からない、為替の動きでありますが、影響は大です。


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| 社長日記 | 09:24 AM | comments (0) | trackback (0) |
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