2020,03,24, Tuesday
安倍晋三首相の動きが、実に速かったと感心しました。首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話で協議し、東京2020を一年延期することで合意した。新型コロナウィルス感染の収束が見通せず、選手等の準備期間なども踏まえて判断した。IOCは首相とバッハ会長の合意を受け、声明を発表した。100年を超える近代五輪史上初となる。
電話会談は約45分間で、首相公邸で大会組織委員会の森喜朗会長と、小池百合子東京都知事、橋本聖子五輪相、菅義偉官房長官らが同席した。その様子は静止画だけで、日本側の発言は安倍晋三首相が中心だったと想像される。安倍晋三首相は、ブラジルで「マリオスタイル」で、開催国のトップとしての矜恃を示していた。 日本側にとって、「中止」だけは何としても避けたかった。この国際情勢を鑑みても、「延期」は良しとしなければ。はや追加負担が6000億円とか囁かれているが、追加負担をしても「実施」せざるを得ない。新型コロナウィルス感染症が、中国日本だけでなく、欧米へ拡大しているのがもう一つのおおきな「延期」理由だろう。 これほどまでのコロナウィルス感染が、世界へ広がるとは思っていない状況下で、「想定外」のことが起こったわけだが、何としても前向きに協議して東京2020オリンピック・パラリンピックを成功させて欲しい。 至近な例で世界の五輪と影響力が違いすぎることだが、香川県下の琴平町で、大変なことが起きています。韓国・中国からの訪日客が激減していたところ、来月はじめ開演予定だった「第36回こんぴら歌舞伎大芝居」が中止になって、町全体が落ち込んでいます。「こんぴら歌舞伎」と「2020東京五輪・パラ」では違いすぎるのですが、身近で大変なことが起こっています。 「中止」よりは「延期」、やむを得ない判断だったと思います。安倍晋三首相も昨日のタイミングで「延期」判断がでるとは考えていなかったと思います。トランプ大統領ではありませんが、言うべきことは強い意志を持ってこれからも発言してください。安倍晋三首相が日本のトップです。 |