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2011年3月11日午後2時46分東日本大震災から今日で9年
今日は東京で、20度を超えるほど温かい日でした。あの日から9年、あの日は春だというのに寒い一日でした。私は大阪の巨大施設の中で、国土交通省の説明会に参加していました。今日は定休日で、朝からテレビっ子をしていたのです。新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、付近の小中高も臨時休校。通学路のこの当たりでも人の動きはまばらで、寂しさも一層募ります。

今年ばかりは、東日本大震災よりも「COVID-19(新型コロナウィルス)」の報道に、多くの時間が割かれています。あの日から9年。最近は被災地を見ていないので、「まだ9年」か「もう9年」か定かではないですが、何となく復興までにはまだまだ時間がかかると感じています。

その象徴の一つが、東京電力福島第一原子力発電所の現状だと思います。汚染水の「仮置き」問題や、「燃料デブリの取り出し」作業も暫定措置ばかりです。本格的な一歩は、まだまだ踏み出せないまま、空しく時間が流れています。廃炉作業には40年かかると言われていますが、もう9年です。それにしても遅い。

まだ行方不明者が2,500人以上いる中で、完全復興までには、まだまだ10年以上かかるように心配します。対岸の火事的立場で、無責任な見方ですが、あの頃への完全復興は望むべくもないように思います。こんなことを書くと、被災者のみなさまに石を投げられそうですが、9年経過して、どの人も9歳年をとりました。「あの頃」には、帰れないのです。

何が言いたいかというと、「前へ」進むしかないのではないか。今できることを、一生懸命に迷わず、ひたすら前へ進むことだろうと思います。私如きが、現況を知らないモノが、能書きを言うのはとんでもないことですが、私は被災者の一人宮本嘉二さんが私と同じ70歳を前にして、今も冷たい海水を相手に現役で水産業に携わっていることに拍手喝采です。被災後2年足らずで、新しいところで操業を始めました。

小欄をご覧の皆さまは、昨年私が福島県のいわき市、常磐ハワイアンセンターへ行った報告をお読み頂いたと思いますが、7人の「ご学友」が久しぶりに集まったのですが、石巻からマイカーで来た被災者の宮本は、「急にサバが大量に入った来て」と明日が土曜日にもかかわらず、仕事のために帰って行きました。「社員も休日出勤するから」と。

もちろん6名はのんべーですから、彼と久しく歓談をしたいと思っていたし、そのように信じていました。しかしその中心人物が帰ることに、私をはじめ、誰ひとり文句を言うことはありませんでした。また頑張っていたら、次の機会にまた会えます。要するに、今できることを一生懸命やるだけです。

映画「ふくしまフィフティー(50日間)」が、2020年3月6日に公開されました。東電の現場監督、吉田昌郎(よしだまさお)氏を主人公に、津波で流された東京電力福島第一原子力発電所事故を扱った映画です。地震はある程度想定された災害でしたが、津波や東電の事故は想定外のことであります。

新型コロナウィルスも想定外、そのあとに来ると心配されている「バッタの大群」も想定外のことになるでしょう。アフリカで発生した大量のバッタが、作物を食い尽くしながら今、中国まで東進していると聞いています。新型コロナウィルスもそうですが、偏西風の関係からか、災害は西から来ているようです。人類は未曾有の危機に直面しています。今やれることを、今やるだけです。

この原稿を書いた後にテレビニュースで、香川県観音寺市のオリーブ農家の男性が、石巻の被災地の休耕田にオリーブの苗木を植え付け、6年が経過し収穫が始まったと報じていた。勿論彼は、指導者として石巻を訪れ、実際の作業は地元の人々がやっているが、その従事者も作付面積も増えているとのこと。「オリーブは南国での話」と、当初地元民は疑心暗鬼だったようだが、収穫を迎えると一気呵成にことは進む。


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| 社長日記 | 09:06 AM | comments (0) | trackback (0) |
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