毎月開催されている標題の会議で、三豊推進協議会(稲田覚会長)から嬉しい報告がありました。オイスカは本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOです。つまり36の研修センター等を、オセアニア周辺に持っている組織です。ここから大量のマスクが、稲田覚氏の元に贈られてきているようであります。
稲田覚会長はこれまで、東南アジア等の国へ学校を提供したり、いろいろな海外ボランティアをされています。最近の話題としては、渋沢栄一の孫の孫「渋沢健」さんを三豊市へ呼び、市民フォーラムを主催されています。常に、渦の中心になるお方であります。マスクは、日本がマスク不足で困っていることを知った世界中のオイスカ関係者から届きました。
稲田覚会長はこのマスクを、おもに「学童保育」へ無償提供すると話していました。ややもすると、私たちは世界36カ所の研修センターへ援助をすると考えていますが、この度の「COVID-19(新型コロナウィルスの正式名)」感染では、逆に国内のオイスカ組織が海外の組織から助けられています。オイスカでは、理想的な相互扶助のサイクルが回っています。
一方その席でも報告されていたのですが、「JR高松駅でマスクを配布していた」というニュースが、「武漢の恩返しマスクを配布」として新聞に取り上げられています。新型コロナウィルスの発生源とされる中国湖北省武漢市出身で、宇多津町在住の女性が3,4の両日、「武漢を支援してくれた日本への恩返しに」と、JR高松駅で通行人にマスクを無料で配布したというモノです。
武漢出身の女性は、結婚を機に11年前から香川で暮らしている呉妙専さん。呉さんによると、古里の武漢に日本各地から支援物資が寄せられたことに感動。日本国内でも感染が広がりマスクが入所しづらい状況が続く中、「第二の古里」になった香川の人たちに使って欲しいと、友人の協力でマスク約4,500枚を調達した。
呉さんは、「香川ではマスクを付けていない人も多く見かけるが、武漢が大変だったのを知っているので、是非付けて予防して欲しい」と話していた。マスクつながりの実に嬉しい話題を、本日のネタとさせて頂きました。県内で働く外国人は約1万人、その内の多くが西讃で働いています。
ところでオイスカ四国研修センター(綾川町)では、海外からの研修生に日本語を教える「先生」を探しています。オイスカ独自の研修生のほか、県内の企業からも「技能実習生」の日本語指導を依頼されるのですが、「先生」不足のため叶いません。介護部門の指導には特別の資格が必要と聞きましたが、日本語教育の「先生」は何ら資格が要りません。自薦他薦を問わず、勿論薄謝は出ます。海外への橋渡し役、私まで連絡下さい。