2020,03,02, Monday
コナミスポーツ(東京)は、高松市浜ノ町のフィットネスクラブ「コナミスポーツクラブ高松」を5月末に閉店することを決め、ホームページに公表した。敷地を所有するJR四国との、15年間の定期借地契約が終了するため、今後どうするか検討していたモノとみられる。
同社は全国で181店舗のフィトネスクラブを運営し、四国では香川、愛媛、高知の各県に1店舗ずつ構えている。同社は「香川には他に適地もなく、現時点で新たな店舗展開の予定はない」としている。またJR四国は、「跡地については未定」と言う。駐車場では勿体ないが、駐車場になれば利用者は助かる。JR利用者を中心に、ライド&パークの需要は、多いと思います。 同店は2005年6月に、JR高松駅西側にオープンし、約4千㎡(1,200坪)の敷地に、トレーニングマシンやプール、エアロビクス教室など開くスタジオ、露天風呂などを備えた大型クラブとして、県内のスポーツクラブの草分け的な存在であったと思います。私は行ったことがないのですが、本部が東京だけに垢抜けた施設で、その後林立した他のジムにも大きな影響を与えたと思っています。 確かに15年で幕を引くのは、惜しい気もするのですが、プールや露天風呂の償却施設のことを考えれば、良い期間設定かなと思います。仮にJR四国が建物や施設を買い取って営業を続けるにしても、大規模な改修が必要になってくると思われるのです。JR四国が、引き続き事業を継続することはない。 撤退の背景には、「COVID-19(新型コロナウィルスの正式名)」の影響もあるのではないだろうか。名指しで「スポーツジム」が感染源の一つと言われており、これからの運営は期限切れなど条件が逼迫したところから撤退になるかも知れない。感染拡大前は、スポーツジムは開店前から長蛇の列でした。定年退職後の、隠居さんのオアシスだったと私は思っていました。 確かに健康ブームの好景気の中に拡大が進んだ「スポーツジム」だが、ここへ来て新たなステージが始まったようだ。「新型コロナウィルス」の感染は長くても夏前には沈静化すると思われるが、つまり今の落ち込みは限定的だと思われるが、これほどまでにスポーツジムが林立して、果たして正常化したところで、隆盛を保てるのだろうか。あらたな時代が、始まっている。 |