池田清一郎氏が主宰する池田塾、塾長もそろそろ終焉を迎えるかと言いながら、目の奥はめらめらと燃えている。正月例会は、恒例の塾長講話。昨年の出来事を世界規模、国内と分析されて新年の予想をする。今日18日の講話は、標題のようにAI・5Gであったが、そのスピード感に驚かされた。
歴史的な大転換期に生きる今のわれわれが、終戦から75年、これまで大きなトレンドでは順調に右肩上がりの成長を遂げてきたが、ここ数年はその成長に陰りが見え始め、中国にその座を譲り、世界第3位の経済大国に落ちた。しかし私は、「1位でなければダメなんですか」という蓮舫さんの肩を持つわけではないのですが、3位でもその動きが活性化していたら良いのではないかと思うのです。
第3次産業革命・コンピュータで人間の知能の代替化が出来るようになり始めた今日。ここで池田氏の資料から拾い読みすると、77万年前の「チバニアン」から時代は流れて、紀元前1万年前頃から農耕・牧畜が出て、定住革命が興った。時代が一気に流れて、1760年蒸気機関が発明されて第一次産業革命が、そして1870年内燃機関・電気モータが発明されて第二次産業革命が興った。
1995年は、「ウイドウズ95」に代表されるように、パソコン・インターネットの第三次産業革命が跋扈した。そして次は2030年頃の汎用AI・全脳アーキテクチャの第四次産業革命が興るだろうと言われている。第三次産業革命から今25年、失われた20年とか言われながら、この間の変化のスピードは、恐ろしいほど速かった。
それがAI、IoT、5G等による第四次産業革命の「歴史的な大革命」まで、進化のスピードは一層速いと予想する。果たしてついて行けるのか。池田塾長はこの後、「さびつく成長の公式」日本経済新聞の元旦朝刊を題材に話しをされた。そして最後は、「オリンピック後の日本」と世界と地球を考える。
少子高齢化社会到来の日本、国連の提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念を語る。その後のディスカッションで、高松での民泊や農業や観光、はたまた不動産概況の披露もあって、非常に有益な情報を得た正月の池田塾でありました。奥様裕子さんが昨年香川医大に入院されて、あらためて、香川の魅力に触れたと。今年も、また宜しくお願いします。面倒を見て下さい。