長寿体質をつくる画期的なエクササイズブック、作家の石原慎太郎元東京都知事が帯書きで、「美木さんに僕の命を預けました」と書いています。著名人の石原慎太郎氏をかついだのではなく、脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺があり、言葉も出にくくなった石原氏を見て、「私なら石原先生を1年で歩けるように出来ます」と名乗り出たことに始まります。
美木氏の考案した「ロングブレス」は、呼吸法を基本としたエクササイズです。彼自身が22年間苦しんできた腰痛を克服することが目的でした。夢中で続けるうちに腰痛が解消されただけでなく、40日で体重が13.5㎏も減り、肥満レベルだった体脂肪率は25%から6.6%に激減。腹筋が綺麗に割れ、髪も太くなり、肌にもつやが出てきました。
120歳まで元気で生きるために、「呼吸を変えれば、人生が変わる」というのは、大袈裟なことではありません。私たちシニアは、「健康寿命を延ばしたい」と切実に願います。その願いを叶えるのが、「ロングブレス」なのです。キン肉マンでなくても、腰痛持ちが椅子に座ってでも出来る画期的なエクササイズ。
呼吸は、唯一自分の意思でコントロール出来る体の機能です。ロングブレスの「強く長く吐く呼吸」によって、人間の体を構成する約60兆個の細胞のすみずみに酸素を行き渡らせることが出来ます。すると代謝が上がり、血流がよくなり、高血圧・糖尿病などの生活習慣病の予防や改善、腰痛・膝痛などに効果が期待できます。もちろん脳の血流もよくなるので、認知症の予防にもなり得ます。
本の中では、シニア世代に向けたロングブレス、ロングブレスと組み合わせでできる体操を紹介しています。座ったままでも、寝っ転がってでも簡単に出来ます。さらに120歳まで元気で歩くために、必要な筋肉を鍛えるトレーニングも紹介しています。
人間は、加齢と共に呼吸が浅くなり、肺によどんだ空気がたまりやすくなります。今、日本では高齢者の死因の上位に「肺炎」があります。肺炎になるのは、肺の換気が悪いからです。逆に言えば、肺が常に新鮮な空気で満たされていれば、肺のリスクは格段に減らせます。高齢になると激しい運動をするよりは、むしろ年齢相応の運動を続けることが肝要です。
本にはDVDが付いていて、これを見ながらやれば私でも出来ています。美木氏はこのロングブレスを10年前、ダイエット策として売り出しました。この度、「健康寿命を延ばしたい」として売り出しています。詳細については、1,600円でお買い求めの上、鍛錬して下さい。