2020,01,07, Tuesday
昨日の交通事故死に続き、火災で亡くなった人の統計値が発表されています。2019年に香川県内で発生した火災による死者(速報値)は、前年比7人増の20人で、過去5年間で最多だったことが県のまとめで分かった。1月3月12月の寒い時期に犠牲者が多く、建物火災によるモノは、7割以上を高齢者が占めた。
県は「火災による死者は例年1月が最も多い」として、注意喚起と共に住宅用火災報知器の設置などを呼びかけている。余り知られていませんが住宅に火災報知器を、居室・階段・台所等に設置しなければならないと法律に規定があります。今ではホームセンターJOYなどに、乾電池式の安価な報知器が並んでいます。取り付けも簡単です。 また県内の19年6月1日現在の住宅用火災報知器の設置率が、77.1%で、都道府県47で38位と低調なことから、設置を呼びかけている。新築住宅は06年に設置が義務づけられ、ほとんどの住宅に設置されている。それでいて77%とは、新築以外のモノも11年からは、先にも触れたように設置義務が課せられている。 また設置から10年以上経過している場合や劣化や電池切れの場合もあることから、動作確認も推奨している。鳴らないからと放置していたら、手遅れになることも心配される。調理用の熱源も、出来たらIHにしたら建物内からの出火のリスクは、かなり軽減される。そうそうお風呂は、ガスをお使い下さい。 県や県警によると、火災による死者は15年以降、毎年15人前後で推移。しかし昨年19年は、1月に過去10年間の月別で2番目に多い6人が亡くなり、3、12月もそれぞれ3人が犠牲になっている。一度に2人が亡くなる火災も2件発生した。高齢者夫婦が一緒に就寝していたら、二人とも逃げ遅れする。 20人の内訳は建物火災が16人、車両火災や野焼き中などが4人。このうち建物火災で亡くなった16人中12人が65歳以上で、一人暮らしや家族との同居を問わず、高齢者が目立った。県危機管理課は、1月中は、「厳しい冷え込みから暖房の利用が増える上、乾燥によって火の回りが早いため」特に注意するように呼びかけている。 最後に、ひどい県警男性職員のことに触れておきたい。男性が所有する畑で野焼きをしたとして、廃棄物処理法違反の罪で略式起訴された県警本部に勤務する課長に、高松簡裁は罰金40万円の略式命令を出した。自分ちの土地でも、野焼きは立派な犯罪です。 |