2019,09,29, Sunday
瀬戸内海の島々を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」の秋会期が28日に開幕した。もうすっかり慣れたのだが、また高松港頭地区に、外国語が飛び交う。瀬戸芸は、春会期、夏会期とこの秋会期に分散開催されている。秋会期から、本島(丸亀市)、高見島(多度津町)、粟島(三豊市)、伊吹島(観音寺市)の中西讃4島が加わり、11島と高松港周辺などで新作25点を含む200点を公開している。
今回は、アジアとの連携強化が重点テーマ。イリコで有名な伊吹島はインドネシア、商船学校があった粟島はベトナムなど、アジア各国の作家が瀬戸内海の島々の特徴を独自の視点で切り取っている。これが芸術なのかと首をかしげる作品もあるにはあるが、作品もさることながら舞台となっている島や、そこに住まいする住民とのふれあいも面白い。 3年ごとに開催されている、瀬戸内国際芸術祭は、今回で4回目の開催。回を重ねるごとに、内外からの観光客も増えて、また地元での認知も進んでいます。初回無関心だった伊吹島なども参加するようになり、島民の関心もあきらかに変化しています。伊吹島はイリコづくりが盛んで、芸術なんかやってられないと無視していましたが、最盛期を過ぎた秋会期だけは、前回から参加しています。 秋会期は11月4日(月・祝日)までの、38日間。夏会期は私もじっとしていましたが、この秋会期は積極的に行ってみようと考えています。 |