令和に入って初めての総会が、喜代美山荘花樹海において14時から行われました。台風の襲来を心配したのですが、結果台風一過の晴天となり、ここ花樹海からの眺めは高松一であります。眼下に広がる瀬戸内の多島美は、先のエーゲ海クルージングにも負けないビューです。今日は小豆島から、対岸の岡山も見えます。
今年の幹事団は、平成7年卒業生、坂道の途中にある駐車場の整理など、本当にご苦労様でした。来年は平成8年と9年卒業団が、総会の世話をします。ただ来年は1900年に学校が出来て、120年の記念の総会になり、創立記念日の11月24日、学校で総会と記念式典とが行われ、その後の祝賀会はクレメントホテル高松飛天の間を予定しています。平日開催になりますが、大勢の参加を呼びかけようと考えています。
さて本日の総会、校歌斉唱の後、副会長の開会の言葉、黙祷に続き、岡義博会長の挨拶、梶正司校長、北條勇東京支部長、北畠昭二大阪支部長挨拶の後、議事に入りました。議案はすべて原案通り可決され、その他のところで、紫雲奨学会・横山賢治理事長からの状況説明がありました。この奨学会から、1学年3名に返還義務のない奨学金を与え、学校バス運行資金、選手遠征の費用などを援助しています。
ここには1億5000万円程度の基金があるのですが、これには手を付けずに、金利で先の金員を稼ごうと考えているのですが、昨今の低金利では、これまで同様の運用が出来ず、その分校友への寄付を募っています。これとは別に、甲子園出場時にも、度々の募金を求めます。甲子園会計については、この後に説明がありました。余剰金の一部は、グランドのナイター照明のLED化に使います。
高商は、野球部だけでなくヨットも日本一です。その他運動部、また文化部も電卓珠算なども、全国一に輝いています。書道パフォーマンスも県下一。公立高校で、「進学も就職できる高商」とキャッチコピーがあるほど、文武両道を120年間倦まずたゆまず続けています。昔も今もという活躍は、全国でもそうは多くありません。
懇親会開会の挨拶は、木村構作副会長、乾杯の御発声は、昭和20年卒92歳の岸本明輝先輩であります。その前後に、高商チェヤガールが登場して、校歌等四曲を披露しました。その後箱を回して、資金獲得をしていました。ほとんど孫ではないかという高校生、会場は大変盛り上がりました。
喜代美山荘花樹海は、社長の奥様が高商OGというご縁ではじめて使いました。余りにも内容が良いので、責任者に賛辞を贈りたいから急遽呼んだらと言う希望で、花樹海のオーナー三矢昌洋会長に登壇頂きました。三矢昌洋さんは、県観光協会の会長であります。
私は出身の高等学校や大学に、僅かばかりの寄付や募金をしています。今があるのは、母校のお陰であります。67歳の今も現役のように働けて、これは頑強な体を作ってくれた両親や先祖のお陰ですが、ともに感謝するところであります。