2019,06,30, Sunday
7月21日(日)の投開票が決まった参院選の、公示(7月4日(木))まで1週間を切った週末の高松市内。現新2陣営は、互いに県内各地を東奔西走。街頭演説で支持を呼びかけるなど、「令和」初の国政選挙に向け火花を散らしている。
また30日の四国新聞朝刊では、時事通信社と四国新聞社が県民1千人を対象に行った「合同世論調査2019香川」で、自民党が38.3%でトップとなり、堅調に推移していることが分かった。一方野党では、立憲民主党が7%、国民民主党が2%にとどまり、党勢が伸び悩んでいる。 ただ「支持政党なし」が37.8%あって、支持政党なし層が反自民に流れたら、自民党現職三宅伸吾氏も苦戦を余儀なくされる。無党派層を狙って国民民主党の玉木雄一郎党首(香川第二)は、西陣織研究家尾田美和子氏を担いで、共産党候補を降ろして野党一本化で現職に迫っている。先の世論調査でも、自民党は無党派層を除くと、ダントツ1位ではある。 自民党公認三宅伸吾氏の優位は動かないところだが、国民民主党の玉木雄一郎党首は、自らの選挙地盤の香川第二選挙区を中心に、これまで政治経験が全くない尾田美和子氏を担いで、政治論争には触れずに、男と女、専門家と素人というような雰囲気選挙に持ち込もうとしているように見受けられる。 玉木雄一郎氏は香川第二選挙区では多くの得票をえているが、第一選挙区は自民党の平井卓也衆議院議員、第三選挙区でも自民党の大野敬太郎氏が現職として頑張っている。ここへ来て四国新聞が、自民党優位と調査結果をこのタイミングで発表したのは、三宅伸吾氏への忖度だろうか。 対立候補の尾田美和子さんは、高松商の出身で、「高商初の国会議員」という宣伝文句もあったが、私の知る限りでは大きな波にまではなっていない。一寸先が闇と言われる政界で、魑魅魍魎何が起こるか最後まで分からないが、政治に関心を持ち、二人の言い分をよく聞いてとにかく投票には行きましょう。令和元年、暑い讃岐路の選挙になりそうです。 |