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現代アートのトリエンナーレ「瀬戸内国際芸術祭」2019春会期終了
香川、岡山両県の島々を舞台とするアートの祭典、瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)2019の春会期が5月26日に幕を閉じた。春会期は、4月26日(金)から5月26日(日)までの1ヶ月。高松港の周辺は、落ち着きを取り戻している。次の夏会期は、7月19日(金)から8月25日(日)まで。春会期の来場者は38万人超と前回2016年の5割増しとなった。

また大島、女木島(ともに高松市)では2倍になったという。香川県もそれなりの対応をしたが、希望した船便に乗れなかった来場者もあり、夏休みと重なる夏会期に向けて課題も残した。春会期が一番ゆったりしている期間と私はとらえていたモノの、春にこれだけの人を集めたら、夏会期や秋会期がどうなるか心配だ。

実行委員会が発表した春会期の来場者は、10会場合わせて38万余人と前回の1.52倍となった。前回よりも会期が2日多く、初めての10連休のゴールデンウィークと重なり、天候にも恵まれた。また開幕前から海外のメディアに紹介されたことも相まって、国内外から多くの来場者が集まり過去最高を記録した。

10万人弱を集めた直島は別格として、沙弥島が2位の7万余人と健闘している。沙弥島は、坂出市の瀬戸大橋記念公園近くにあり、柿本人麻呂の歌碑もある。もともと島であったが、瀬戸大橋の橋脚工事で番の州埋め立て地とつながり、今では宅建協会の秋ハイキングの会場にもなっている。もっとも来場者増の一番の理由は、春会期だけの会場で、夏秋は見られないからだろう。

来場者が2倍に増えた女木島は、鬼が住んでいた「鬼ヶ島伝説」という観光資源が古くからありながら、これまでは、アートとの関わり合いが薄いという見方が多かった。私も、幼い頃行った記憶がある。洞窟までは港から島バスで行くのだが、洞窟の中が異常に低温だった記憶がある。行ったのが海水浴シーズンだから、内外の温度差がかなりあったのだろう。

これまではどちらかというと雌雄島の、男木島が脚光を浴びていたのです。瀬戸芸がきっかけで移住者が増え、何十年ぶりに子どもが誕生し始めて、幼稚園小学校中学校まで再開しました。しかし元々は女木島のほうが潜在能力が高く、古くは別荘地、避暑地として賑わっていました。

今年の瀬戸芸は、その女木島が脚光を浴びているようです。高松からは女木島を経由して、男木島へ渡ります。高松港からフェリーで15分程度の位置で、島からは高松サンポート周辺の高層建物が良く見えます。私は海底トンネルで高松と結べば、天然の水族館、面白い客寄せスポットになると意見を述べたことがあります。

女木島は、「島の中の小さなお店」プロジェクトなど新作が人気で、島のゲストハウスには、瀬戸芸と鬼ヶ島を目当てに来る人が多かったと聞きました。3月にオープンした「メギノ」には、国内外からの来場者に加え、瀬戸芸のアーティストも多く宿泊した。カフェとしても営業しており、女木島に不足気味の飲食・宿泊施設を補っている。

以上のように瀬戸内国際芸術祭2019は、3年ごと今年4回目の開催ですが、単なる芸術・観光地としての意味づけから、本来の目的であった瀬戸内海に浮かぶ小島の魅力生活を引き出すことに成功しつつあると思います。お陰もあって、高松市内はホテル建設ラッシュです。きっかけがないと、二の足を踏む大型プロジェクトです。瀬戸芸が、背中を押しています。



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| 社長日記 | 09:02 AM | comments (0) | trackback (0) |
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