2019,01,30, Wednesday
にわかに信じられない報道が、日経新聞1月29日(火)にあった。高齢者の間で、キャッシュレス決済が予想外に広がっているという。私も現金を持ち歩くのがおっくうになってきた。500円玉は、「百ちゃん預金」に必要だから、持ち帰って特性貯金箱に入れるから必要だ。正直その他は、自宅の鍵が入っている程度。
自分でもキャッシュレス決済のために、スマートフォン(スマホ)を使おうかと思い始めているところ。昨年末のペイペイは乗り遅れて、では次ならどれにしようかと迷っている。そんなところに、70歳代以上の電マネー平均利用額は、直近5年間で87%増え、伸び率は全世代の平均58%を上回っている。 「高齢者は現金へのこだわりが強い」という固定観念とは裏腹。人生100年時代を睨み、企業は取り込みに必死だ。家計消費調査によると、電子マネー利用額で、世帯主が70歳以上では2012年で年間8688円と全世帯平均の8割だったが、17年には1万6216円に増えて、全世帯平均に並んだという。 これが80歳代以上なら、1万7492円と全世帯最高になっている。年寄りになると手先が鈍くなり、貨幣を扱う能力も減退するという。またキャッシュレス決済であれば、カードをなくすと届け出て使用不可にすることも出来るし、最高額が5万円などと制限が効いて良いという。 散歩や趣味の集まりには、カードだけを持って出かける高齢者も多いという。ただしここにはスマートフォン(スマホ)のことは書かれていない。恐らくキャッシュレス決済は、WAONカードのようなものを想定しているのか。その先にスマートフォン決済が、次の波として来そうだ。いずれにしても、急がず先走らず、それでいて遅れず、心の準備は必要だろう。 |