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劣勢の明大22シーズンぶりの大学日本一
ラグビーの全国大学選手権大会決勝は12日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、劣勢が伝えられていた明大(関東対抗戦3位・4位枠)が、関西リーグ覇者・初の日本一を目指した天理大(関西1位)を、22-17で下して1996年以来22シーズンぶりの大学日本一に輝いた。22シーズンというのは、試合が年末年始にまたがることから、つまり22年ぶりだ。

今の大学明治(オール明治)は、「前へ」をスローガンにしているが、これは、前へを部是としてチーム作りをした、ラグビー部元監督・名将の北島忠治監督(1996年5月に死去)の言葉だが、北島監督以来の日本一に輝いた。

帝京大が2009年から9シーズン日本一に輝くなど、関東リーグにあってさえも、早大・明大・慶大ら古豪に大きくのしかかり、明大も勝てないシーズンを空しくおくった。また関東学院大も、憎らしいほど強かった時代があった。いずれにしても、これまで12回の日本一(1位早大15回)明大は、昨シーズン全国2位に浮上するまで、長く低迷した。

昨シーズンからコーチとして、そして今シーズンから監督に就任した田中監督は、「日本一を本気で目指しているチームなのかと思った」と昨季の感想を述べている。まずはそこをたたき込んでその上で、今季は細かい戦術やシステムを選手に徹底した。ラグビーは、試合中の判断は、主将を中心に選手が決める。だから日頃の練習の中で、その判断能力を磨くことが求められる。監督がすることは、選手交代とハーフタイムでの指示ぐらい。

天理大は2日の準決勝で、ガリバーの帝京大に完勝。約10㎏重い帝京大フォワードを圧倒するスクラムは、衝撃的だった。帝京大はここまで、大学ラグビー日本一で9連覇。向かうところ敵なしだったが、天理大の頭脳戦に負けた。故平尾誠二氏が在籍した1984年度の同志社大以来となる関西勢、日頃ガリバーを見ていないチームだから、天理大は帝京大に勝てたように私は2日の試合を見た。

準決勝の明治大は、早稲田大に辛勝。実力差は、ほとんどない。また天理大との春と夏の練習試合にも、勝てていない。明大の十八番スクラムも、帝京大戦で見せた天理大のスクラムが、明大に勝っているように見えた。戦前の予想では、がぜん天理大有利だった。その予想どおり、開始5分も経たないうちに天理大が初トライ。どうなることやら、インフルエンザの熱は下がったが、身体が熱くなる。

指導者が替われば、戦い方が変わる。過去のスクラム一本のチームから、今の明大は、攻守にわたりバランスが良い。守備では、前半終了前の天理大の猛攻を防いだ。天理大は明大陣内に攻め入っていたが、文字通り身体を挺した明大選手の好守で、ボールを地に着けることが出来ず、攻め込んで得点にならず明大12-5天理大でハーフタイムを迎えた。この攻防が、この試合の明暗を分けたと思う。

後半は明大10-12天理大、自力に勝る天理大が盛り返してきた。試合時間80分が経過、ラグビールールでは、ボールが外へ出たり反則があったりしてレフリーが「終了(ノーサイド)」の笛を吹くまで試合が続く。極端な場合は、数分間試合が続くこともある。時間で戦いが終わるのではなく、あくまでも人間レフリーの判断(ホイッスル=笛)で終わる。

最後は、天理大の反則(ボールを前へ落としたミス)に救われた明大15人メンバー。私は、バランスの良いチームに仕上がったと思っています。ラインアウトも良かった。ラインアウトでのマイボールは、自軍のサインで動くからボールを奪取して当然だが、相手ボールまで奪い取っていた。これがコンスタントにとれて支配率が高くなると、故意にボールを外へ出す作戦も成り立ち、攻撃の幅が広がる。

大きい外国選手もタックルで止めて、一人でダメなら二人で止めて、そのタックルも、私が在学中の頃は「腰にタックル」と言われていたが、今日の明大のタックルは、両足首にまで下がっていた。逃げられて手が下がったというのではなく、意図的にそこを狙ってタックルに行っていたと思う。これも大男相手の作戦だ。

問題は今後だろう。とりあえず間借りにも、頂点に立った。私は連覇と言うより、一つ一つ改良改善を続けて、弱点のないどの部分でも日本一のレベルという域までチーム総合力を高めてほしい。今は大学と社会人の決戦はないのかな、昔の明大は、社会人に勝ったこともあった。


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| 社長日記 | 10:36 AM | comments (0) | trackback (0) |
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