秋季四国地区高校野球県大会第10日、午前中に行われた3位決定戦、英明(香川)対寒川の対戦は、6-1で英明が寒川を破り、四国大会へ駒を進めた。続いて優勝決定戦が行われ、7-4で高松商が志度を振り切り、やっとの思いで県チャンピオンに輝き、今月27日からの四国大会(レクザムスタジアムと丸亀球場)へ進出する。
今シーズンの試合観戦は、個人的な時間の都合で、今日の決勝戦と2回戦の飯山戦の二つだけ。いつものように毎試合の観戦記もなりを潜め、今年は私が死んだフリをしていました。今日の決勝戦で、志度に勝ったのは勝ったのですが、チャンピオンの風格はありませんでした。決勝戦に限れば、相手校志度の9つのエラーに救われた勝利のように私には見えました。
それでも決勝戦のマウンドに立った背番号1番、エースの左腕香川卓摩投手は、4回に1失点8回に3失点しましたが、三振は14を奪い、要所を押さえたように見えました。しかし8回は私が見ていても、1ボール2ストライクから早って速球のストライクボールをセンターへはじき返され加点されるなど、四国の強豪相手には、まだまだ修練が必要のようです。
それともう一つ気になったのは、7回裏高松商の攻撃でスクイズバンドをしたのですが、ランナーが動かず、得点が出来ませんでした。サインミスかと思われますが、こんなちぐはぐな攻撃をしていたのでは、四国大会で勝利して、神宮大会へ行くことはかなわない。ファーストランナーが出塁したら手堅く犠牲バントで送る「長尾采配」は高松商の伝統芸ですが、派手さはありませんが高校野球の原理原則だと私も支持します。
と文句ばかりを言っていますが、前日は宿敵英明を7-2で破っての決勝戦です。正直「あっぱれ」。昨日は、一般社団法人香川宅建のハイキングでした。その頃後輩は、一生懸命に戦いこのところ負け続けていた英明を破っての決勝進出でした。神宮大会で優勝した3年前の強さはありませんが、チーム一丸となって、総合力で一戦一戦戦い、一つ一つ勝利しながら前へ進みましょう。