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未来の年表人口減少日本でこれから起こることby河合雅司
恐ろしいまでに現実と将来に警鐘を鳴らす、講談社現代新書から2017年6月20日に第1刷発行された話題の一冊です。私が買い求めたこれは、2018年1月19日の第23刷発行版。短期間に、大勢の日本人が読んでいる。テレビの報道にも度々使われるほど、また外国でも関心を持たれているという大流行の一冊です。

著者の河合雅司氏1963年(昭和38年)生まれは、日本のジャーナリスト、産経新聞論説委員。名古屋市生まれ。中央大学を卒業後、産経新聞社入社。2007年(平成19年)12月から論説委員。政治部記者歴が長く、人口政策や社会保障政策を専門としており、内閣官房有識者会議、厚生労働省検討会、農林水産省第三者委員会の各委員、日本医師会「赤ひげ大賞」の選考委員を務める。大正大学客員教授。

2011年(平成23年)6月から「少子高齢時代」について毎月、産経新聞に連載。日本政府の社会保障・税一体改革の「2025年問題」への対策や、団塊ジュニア世代が高齢者となる「2042年問題」を伝える著書「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」を、「政府のデータや推計値を用いて日本の先行きを展望した“予言書”」として執筆。同書は38万部のベストセラーとなり、河合は英国のテレビ局チャンネル5から取材を受ける。

日本はすでに、4人に1人が高齢者という社会に突入している。高齢化は随分進んできていて、実際には高齢化はこれからが本番。2040年代初頭こそ、日本社会にとっての「最大のピンチ」の時期となる。人口ボリュームの大きい団塊ジュニア世代(1971~1974年生まれ)が70代となって、2042年に高齢者数はピークを迎える。

また2040年代初頭を、「最大のピンチ」と位置づける理由がもう一つある。「日本の不幸」と言うべきことであるが、団塊ジュニア世代というのは就職氷河期と重なった世代でもある。大学を卒業しても思うように就職が出来ず、40代半ばに至った今でも定職に就いていなかったり、仕事があっても低収入を余儀なくされている人が少なくない。そのため「第3次ヘビーブーム(孫世代)」層の、大量出産傾向がない。

つまり2040年代初頭の高齢者には、無年金や低年金の人が沢山出てきそう。団塊ジュニア世代を支える世代というのは、極めて人口が少ないのです。2040年代初頭には社会の支え手(20~64歳)は随分減って、総人口の5割に満たないと予想されている。これを2042年(四半世紀後)問題と、河合雅司氏は呼んで心配しています。

その解決ための10の処方箋も、紹介されています。政府の解決策として、外国人労働者活用、昨日の平井卓也衆議院議員のIT・科学技術大臣就任と関係するAI活用、女性活用、高齢者活用の4つが言われています。3人に1人が移民の時代になると、一時的に人口減少の危機は回避出来るが、50年先になるとまた問題が表出する。若い移民も、年をとるからだ。

河合雅司氏は、「戦略的に縮む」ことが、解決策の一つだという。例えば、コンビニの24時間営業がいるのか。「小さくてもキラリと輝く国」になれれば、これからの活路が見いだせる。凄いことを書いている本であるが、参考になる読みやすい本でありました。これはお薦めします。




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| 社長日記 | 09:54 AM | comments (0) | trackback (0) |
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