2018,09,14, Friday
日本郵便は2020年から、郵便局でキャッシュレス決済を導入するという。「郵便局おまえもか」と思わず叫びたくなるが、これも時代の波。私だけが避けて通るわけには、いくまい。窓口での宅配便の申込みや、切手の購入などで、クレジットカードや電子マネー、スマートフォンを使うQRコード方式などを取り入れる。その頃になると、仮想通貨も使えるようになっているかもしれない。
外国人観光客が増えている日本では、まだまだキャッシュ(現金)払いが幅をきかせている。外国では、15年の時点で韓国が89%、中国が60%、欧米でも50%以上は使われている。欧米のスーパーマーケットでは、現金を見ることはほとんどないし、レジ袋も有料のため、買い物客はもっぱらエコバッグを使っている。レジ袋を求めるのは、日本人だけ。 現金を使わないキャッシュレス決済は、小売店で一般的になってきた。ただしクレジットカードを使うと、その店に3%程度の手数料がかかるため、「現金だけ」という店も現実には多い。受けとる側の負担が減るならば、日本でも、一気通貫でキャッシュレス決済に突き進むように思う。スマートフォンの普及(私までもがスマホ)がここまで進めば、手数料ゼロのシステムも出てくるだろう。 まず20年2月に全国50局の窓口に300台程度の決済端末を配備し、試行的に運用を始め、同年5月には1万局に1万4千台の端末を入れる予定。同年夏の2020年の東京五輪・パラリンピックの開催時には、全国2万局の半数以上で使えるようになる。これだけ普及すれば、都市部はフルカバー出来るのではないだろうか。 もちろん郵便局がこれを導入するとなれば、コンビニでの支払もほとんどキャッシュレス決済となると思われる。日本人のことだから、導入に加速(利用料の低廉化もしくはタダ)が付くと、あっという間に広がるのではないだろうか。消費税の導入後、私も小銭から解放されず、ポケットがかさばっている。私でも使えるシステムであれば、楽しみです。 本日久しぶりに、「ろうぎんカード」を使ってコンビニATMで現金を下ろした。これまでの説明と逆行するような私の動きだが、こちらも手数料タダ。ろうぎんが、手数料230円程度を支払うようだ。銀行のATMも、確実にその数を減すだろう。郵便局やコンビニが、その代役を担う。ただしコンビニは、突然閉店もある。それだけしのぎを削っている。 |