9月12日(水)18時から、クレメントホテル高松3階大宴会場「玉藻の間」で、会員900名達成記念懇親会が行われました。もとは8月23日に、このホテルビアガーデンで開催する予定でしたが、台風19号20号の影響で順延され、今日の開催となりました。また場所がビアーガーデン(8月末で終了)から宴会場へ変更になり、会費そのままで高松推進協議会・泉雅文会長(JR四国会長でもあり、クレメントはJRホテル)のお陰です。
この会は、正式には「達成記念懇親会」ですが、オイスカ四国支部長・石井淑雄氏は、あくまでも1千名達成の一里塚にすぎず、小さな祝宴、つまり「おきゃく」にすぎないという。方言だろうと思うが、小宴会を「おきゃく」という。彼は1年内に、会員1千名達成を考えている。1年後には現職を退任するともいう、退路を断っての決意表明です。格好いい彼の引退その後に、われわれの苦悩が予想されています。
公益財団法人オイスカは、先に小欄で書いた通り、国からも地方公共団体からも資金を貰わない、国際NGO(私たちのくらしや環境など世界的な問題に対して、政府や国際機関とは違った"民間"の立場から、国境や民族、宗教の壁を越えて活動する非営利団体のことです。 NGO(エヌ・ジー・オー)とは、英語のNon-governmental Organizationから頭文字を取った略称で、日本では「非政府組織」と訳されています。)。
活動は会員からの会費と、寄付金で賄っています。例えば全国に14の支部、4カ所の研修センターがありますが、収入が増えれば、より多くの研修生を呼ぶことが出来ます。だから会員増に、力が入ります。本日も、10名の海外からの研修生が会場へ駆けつけています。農業指導コース2年間に、インドネシアからのソレ(男性)、家政コース2年間にベトナムからのトゥ(女性)とマレーシアからのアリン(女性)と、また今年はじめて、メキシコからの研修生ヴィオレタ(女性)等。
公益財団法人オイスカは、人を育て、木を植えます。東南アジア・太平洋を中心に世界に20カ所くらいの研修センターを持っています。日本人が現地へ趣き、研修指導しているところもあります。私が行った、「ラバウルエコテック研修センター」もその一つ。前所長は、現地の女性と結婚して、農業を中心に指導しています。パブアニューギニア島でもまだまだ人食い人種もいると聞きましたが、「オイスカ」だけは守られているそうです。
偶然だと思いますが、先の大戦の激戦地に、多くの研修センターがあり、例えばラバウルエコテック研修センターも、昨年創立30周年になりましたが、近隣の大国オーストラリアから、「ここでは米の収穫は出来ない。わが国から輸入しなさい」と言われていたそうです。現地の研修生は、教えの3割を理解し、実践するのは1割だと日本人指導者は笑っていました。オイスカソング「いのち輝け」も、編曲が加えられました。稲田覚さん、ありがとうございます。
四国研修センターは香川県綾川町にあり、昨年50周年記念イベントをやりましたが、これまで1,583名の研修生を受け入れ、現在の小野隆オイスカ四国研修センター所長が8代目。そうそう6代目の柿沼瑞穂元所長も山口県から駆けつけていました。彼女の来賓挨拶にありましたが、「情熱のあまり採算を度外視した活動」になりがちなオイスカですが、この会員増に見られるように、確実に収入を増やすことを念頭に置く視線が必要です。