■カレンダー■
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<<前月 2024年03月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2249324
今日: 1082
昨日: 2220
 

阿波おどりの主催者混乱で見物客15万人減2018
阿波おどり混乱の発端は、17年6月に主催者の「徳島市観光協会」が発表した、累積4億3600万円の赤字報告にある。徳島市の遠藤彰良市長が、実態調査に乗り出し、結局観光協会の破産手続きを徳島地裁に申し立てた。400年以上続く徳島の夏の風物詩であるが、収支均衡に対する視点が欠如していたとしても、4億円超の累積赤字は如何なものか。

今年12日~15日の開催中の人出は、2017年の123万人に対して108万人と、15万人率にして12%も減少した。そして有料観覧席は、空席が目立った。観光客に最も人気のあるフィナーレの「総おどり」が、4カ所の有料演舞場のチケット販売を妨げているとして、「総おどり」を新受け皿の「阿波おどり実行委員会(遠藤彰良実行委員長)」が中止にした。

これに有名連で作る「阿波おどり振興協会(山田実理事長)」が反発、実行委員会の中止要請を無視して、演舞場以外の場所で「総おどり」をやってしまった。中止要請の趣旨は、「演舞場以外では危険だから」と言うものであったが、振興協会は無視して強行。しかし1回だけの短時間で、徹底抗戦では無かった。溜飲を下げる言い訳程度、とも言えないことも無いが、両者の来年へ向けての話し合いがこれから始まる。

深まる主催者と踊り子団体の対立は、有料観覧席の前売りチケットの販売低迷に繋がった。開幕直前の8月7日時点で、約半分の6万枚が売れ残っていた。運営予算約3億円の内、7割強をチケット販売代で稼ぐ構図の実行委員会の当てが外れた。原因について遠藤彰良市長は、「総おどり中止」が、「阿波おどり中止」と県外の人たちに誤解されたのではないかと言う。

このような現象は、日本全国津々浦々まつりの継続に黄信号をともす。高知のよさこい祭りでも、愛宕商店街は、運営費用150万円のうち自腹分100万円の捻出に苦労したという。よさこい祭りは、踊り子さんも連に参加費を払うと聞く。連は実行委員会に冥加金を払うとも聞いている。それでも商店街は、空き店舗が相次ぎシャッター通りに近くなって、少子高齢の社会現象の波をモロにかぶっている。

そのまつりが必要なものであれば、例えばよさこい祭りの経済効果は、民間調査で17年は約96億円あったという。波及効果があるから行政が税金の中から湯水のように補助金を出すというのは、これまた如何なものか。収支とんとんとまではいかないまでも、そこには工夫がいると思うのだが。

同時に、人不足の問題も噴出している。青森ねぶた祭は、ねぶたの周りで踊る「跳人(ヒネト)の減少に悩んでいる。子どもの頃から関心を持ってもらおうと、小学生に踊りを教える「ねぶた教育」を実施。また市内の衣装店では、跳人衣装のレンタルや販売をして、観光客にも飛び入り参加を呼びかけている。金と人不足、現代を象徴している問題だ。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4238 |
| 社長日記 | 09:16 AM | comments (0) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑