今月は高知の、「ザ・クラウンパレス新阪急高知」で定例会が開催されました。私はこのところほとんど参加していないのですが、熊本から川口雄一郎さんが講師で来ると聞いて、行きました。このような支部会は、現役のスタッフを派遣するべきで、有益な話を聞いても、おじさんでは役に立ちません。
であるならばなぜ行くのかと問われそうですが、川口雄一郎さんも私と同年兵の前期高齢者、その彼がどのくらいパワフルか見届けに行きました。元気でした、年取ることを忘れたかのような元気さ。明日はこの猛暑の中、ゴルフを楽しむと聞きました。
川口雄一郎さんの話しは、「熊本地震と近未来の管理をお伝えします」という演題でした。川口雄一郎さんは熊本にありながら、その発言は全国区で、自民党の「ちんたい議連」の国会議員とも、「おいおまえ」の関係で、先の2016年4月14からの熊本地震対策でも、「見なし賃貸住宅」政策を、県を飛ばして国と交渉していました。
その川口雄一郎さんが、不透明化する賃貸住宅管理を見える化するために、不動産賃貸管理業のIT化をドラマティックに展開している様を披瀝しています。勿論これまでにも、マンションのWi-Fi無料提供や、スマホでのゴミ出し日スケジュール確認、熊本県内の飲食・理美容店舗のサービスクーポン提供などに取り組んでいました。
そしてこのほど、不動産業のIT化、「Real Rstate Tech」のピースとして、「Docu-Sign」を使った承認システムを柱とした、システムの構築に成功したのです。「Docu-Sign」は2003年にサンフランシスコで誕生したコンピュータシステム会社で、世界13都市に展開し、社員1,600人を擁する巨大組織です。
日本における不動産業界のIT化は急激に進み、賃貸アパートマンションを中心に、1物件の写真20枚とか、その写真も360度自動撮影など、現場を見なくても決まるほどの技術が進んでいます。また契約前の重要事項説明も、2015年8月より国策として「ITを活用した重要事項説明に係る社会実験」が始まっています。
組織としてここまで取り組むというのはありかなと思いますが、一社単独でここまでやるというのは、驚きです。九州には福岡に三好不動産があり、アパマンショップネットワークの大村浩次氏も、福岡の出身ですが、熊本に川口雄一郎あり、ますます健在ぶりを発揮していました。