6月29日(金)9時から、全国宅建政治連盟(三輪昭彦会長)の第48回年次大会(総会)が、昨日と同じ東京紀尾井町・ホテルニューオータニで開催されました。昨日の総会同様に、平成29年度事業報告、平成30年度事業計画、そしてそれに伴う予算措置の平成30年度予算書が報告事項で、29年度決算報告が承認案件として上程されて、いずれも原案通り賛成多数で承認されました。
昨日の全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)の会長選挙同様に、こちらも役員改選案が上程されて、こちらは三輪昭彦会長が再選されました。全宅連の政治連盟はその歴史も古く、また傘下会員数も約10万業者あり、強力な選挙母体となっています。そのため全宅連と共同して、宅建業に関する諸々の税制改正等が、可決されています。
例えば売買契約書に貼付する印紙も、通常は売主買主が均等負担するのですが、2万円が1万円というふうに、軽減措置が日切れ法案ですが、そのたびに延長されています。登記に必要な「登録免許税」も軽減措置が、3年ごとに延長されています。不動産の流通活性化のためにも、こうした税制改正は潤滑油の役割を果たしています。
そして11時からは、同じ会場で全宅管理(一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会)の第8回定時社員総会が、開催されました。こちらも毎年進化しています。今年新たなスローガンを、「「住まう」に、寄り添う。」For perfect estate managementと日本語と英語で大きく掲げて、プロモーション映像まで付けて訴えています。変わっています。
全宅管理の会員は、6,058会員。全宅連10万会員の10%を目指して、更なる量と質の拡大を目指しています。この組織の執行部は、全宅管理が全宅連を救う、つまり賃貸管理業の中から、相続や有効活用案件が生まれ、それが売買仲介や交換業務へ展開すると考えています。そのために賃貸住宅の箱物だけでなく、そこに住む人のことまでを考えて日々の業務とするというように考えています。
私も6年間ここの理事や委員として遊んでもらいましたが、今日が最後です。会長等役員の決定はこの後の理事会で決定するようですが、香川県の理事は、大谷雅昭県会長が兼務します。これは四国4県の申し合わせがあるようで、今年は香川県と高知県が会長兼務、愛媛と徳島が理事を会長と別の者を出すようです。
6年間、本当に良い勉強が出来ました。恐らく佐々木正勝会長が再選されるとは思いますが、更なる飛躍を期待しています。そして岡田日出則さんが専務理事に就任されると思いますが、三輪昭彦会長を担いだ岡田さんが、二段階アップという人事も考えられます。いずれにしても、横須賀忠行委員長や千振和雄京都宅建会長、三好孝一(福岡)氏に特にお世話になりました。事務局各位にも、ありがとうございました。